旦那の勤務する会社では、有給休暇取得推進のため、
夏休みや冬休みの他に、7日間のリフレッシュ休暇というのがある。
今回の連休から合計12日間、旦那が家に毎日いるのだが、
旦那の家事スキルが高すぎて息苦しい。
旦那は「自分が休みの間は専業主夫やるよ」とやってくれている。
料理をやらせれば、同じ材料でも、
私の半分の時間で、私よりはるかに美味しい料理をつくる。
ご飯なんか、同じ米に炊飯器なのに、こんなにも味が違うのかと思うほど美味しい。
洗い物や後片付けは、レンジ台まで綺麗にしてくれる。
私が1ヶ月に1度くらいしかやらない
水切りカゴの消毒も既にやってくれている。
洗濯物を畳むのも早い。
底が薄くなった靴下は、穴が開く前に繕ってくれるし、
ボタンも糸が伸びかけてるのは付け直してくれた。
掃除は大掃除レベルでやってくれて、フローリングにもワックス。
ベランダと玄関周りももデッキブラシでゴシゴシ。
蛍光灯のペンダントも外してきれいにしてくれたから、部屋が明るい。
洗濯機も冷蔵庫も丁寧に拭いてくれたから新品みたい。
ありがとう。本当にありがとう。
でもね、本当に申し訳ないんだけど、ここまでやられると、
いかに自分がダメなのかと行動で主張されるようで辛いんだ。
私もフルタイムで働いてるけど、旦那に年収は遥かに及ばない。
なのに、家事スキルでも及ばないことをハッキリさせられると、
自分の存在意義みたいなものが木っ端微塵にされたようで辛い。
さっき、旦那が豆腐パンケーキを焼いてくれたんで、
落ち込んでないふりしながら「どうしてそんなに上手なの」と聞いてみました。
「料理は高校大学7年間、喫茶店の厨房でバイトしてたから」
「上手ってよりも、俺は面倒臭がりだから、一番効率の良いやり方をしてるだけ」
「仕事と同じで段取りだよ。Aの合間に、Bの下拵えをして、
Aが終わったと同時にCをやるみたいな。ひとつひとつやってたら面倒でしょ」
段取りかぁ。私もこれからは少しは考えてみることにします。
家事嫌いなんでイヤイヤやっていたからなあ。
今夜はチキンカレーです。手羽元たっぷりで圧力鍋でスープを取って、
骨を外して…… 小麦粉炒めてカレー粉炒めて……
私、旦那に会うまで、ルーを使わないでカレー作る人、知らなかったよ。