去年亡くなった爺様の話。
爺様のところに「俺」から交通事故を起こしたとの電話。
相手が妊婦で事故のショックで流産。
示談金にウン十万振り込んでくれってありふれたオレオレ詐欺。
それを聞いた爺様、一喝。
「このバカ孫がぁ!これから母親になろうとする人の幸せを奪っておいて何が示談じゃ!
腹ぁ切って詫びんかい!ワシが介錯してやる!その後ワシも腹切って詫びるわい!
今どこじゃ!刀持って今から行くぞ!」
相手は慌てて電話切ったそうな。
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爺「どんなに耄碌しても孫の声は忘れんわい。ちょっとからかってやったんじゃ。わっはっは」
俺「じゃあもし本物の俺が事故起こして電話してきたらどうする?」
爺「さすがのワシでも可愛い孫に腹切れとは言えん。
猟銃貸してやるからそれで詫びろ。腹切るよりゃ楽じゃろ。」
俺「・・・・・・・」
お洒落でユニークで大好きだった爺様の武勇伝でございました。
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