私が4歳のときのある日の朝。起きたら天井がすぐ目の前にあった。 阪神大震災だ。

私が4歳のときのある日の朝。起きたら天井がすぐ目の前にあった。
阪神大震災だ。

運び込まれた病院での光景や辺りの惨状も衝撃的だったが、
幼稚園の先生や友達たちと二度と会えなくなったことの方が衝撃的だった。

スポンサーリンク

でも一番衝撃的なのはその時私の救助を手伝ってくれた警察官
が今の旦那であることだろうか。
二回り以上年の離れた人と結婚するなんて夢にも思わなかった。
ってか初恋の相手が禿げかけてることに衝撃をうけたわ。

確かに早い方だと思う。
でも誕生日が1月19日だから今17歳なんだわ。
 
救助されたあとも旦那はちょくちょく見舞いにきてくれてた。
震災で亡くなった旦那の母親が私の名前と同じで放っておけなかったそう。
 
でも倒壊した家に住めるわけもなく、
私の退院を期に親戚の家にいくことになって疎遠になった。
 
私が中学3年の時に高校受験の為に戻ってきた。
通い始めた塾の近くで変質者が出没し、被害者に話をききにきた警察官が旦那だった。
そのときはすぐに別れたが、私が高校生2年のときにまた再会した。
 
志望大学のオープンキャンパスに行った帰りにひったくりにあい、
行った先の警察が旦那の仕事場。
 
話してみれば家も近所で、私の志望校は旦那の卒業校。
時折勉強を教えて貰っているうちに、色々なことがわかった。
中学も高校も同じ、誕生日も同じ、父親の名前が同じ、
両親の結婚記念日まで同じ。
どうでも良い偶然だったもののこれは運命だと思った。
 
色々あって高校の卒業を待たずに籍だけいれた。

スポンサーリンク