生き別れた娘が探していると連絡があった

かなり前に

「行き別れの娘さんが探してますよ」

という探偵なんとかって番組のプロデューサーが来た。
結婚を真近に控えて一目会いたいんだそう。

向こうは

「やっと許されましたね。お母さんですから、
娘さんの晴れ姿みたいですもんね」

と会う前提の話をされたけど、お断りした。

スポンサーリンク

向こうは予想外だったようで説得されたけど断った。
芸人もオンエアされないのは困るって態度だった。
向こうのシナリオでは

「若くして子供を産んだものの、田舎の生活になじめず、
ある日突然精神を病んで子供を置いて出て行った」

みたいな話だったけと…
当時の私は17歳で35だった彼と付き合っててはじめての彼に嫌われたくなくて
避妊お願いできなくて結局妊娠。
実親とは大げんかして相手の家に逃げ込むように中退してデキ婚したけど、
ここからが地獄だった。

今まで優しかった彼は急に冷たくなって、
私に対し道具かメイドみたいな扱い。
ひいおじいちゃんとおばあちゃん、祖父母、両親、兄弟4人の三世帯大家族。
いわゆる膿家ってやつ。

セクハラはもちろん、家事はやったがやり方が毎回変わるし言ってる事メチャクチャで
結局難癖つけて文句いいたいだけのモラハラ家族だった。
子供産んだら変わるかもと思ったら子供はぶんどられ、
母乳を与える時だけ。

スポンサーリンク

早々に粉にされたのでほとんど抱っこしてない。
それすら安全のためと義父や祖父の前で授乳。
今まで以上の外国人労働者に混じって重労働させられた。

ひいおばあちゃんが認知になって運子を壁になすりつけるようになった翌日に
介護無資格未経験の私に「ひいババアの世話やれ」と言われた瞬間
私がワガママ言ったせいで実の祖母の足が目の前で折れた時の事を思い出し
全財産5210円握りしめて逃げた。

実家についても追い返される事も覚悟したが、
身なりの汚さに私だと気付かず、
頭の可哀想な子か迷い込んできたと最初は思ったらしく
「声を聞いて私子だと分かった」って母に言われた。

仕事から帰ってきた兄には

「お前、ガリガリじゃん。老けたな!
まだ20代前半なんて誰も信じないぞ」

で笑って言われたけど目は怒ってた。
その後何度か来て連れ戻そうとしてきたが、
外国人労働者の一人に手を出して子供ができてからはすんなり話が進んで離婚。
元旦那は「外国人労働者(18)はお前と違いババアじゃない。若くて可愛いし素直、
お前と違い働き者。これからハーフの子が産まれる」
と自慢してたが、籍入れて子供連れてすぐ逃げられたって
ロミオメール来たのは覚えてる。
その後、体調回復してから働きに出て、
知り合った男性と結婚した。

後で知ったけど、娘は発達らしくこだわりが強く、
向こうの姑には任せたくない。触らせたくない。
でも一人ではできない。要は女手が欲しいんだと。

生き別れの母なら大手を振っていいなりで
サポートするとでも思ったんやろうな。
せめて娘さんに手紙をといわれたので

「私も今年小学生に上がる子持ちで働いてるので赤子の世話なんてできません。
私も若い時貴方を産んだので不安なのもわかります。
しかしあなたの事を聞いても誕生日も年齢もパッと浮かばない
ヒドイ女の事なんて死んだと思ってくれてかまいませんので。
今後このような連絡は拒否します」

と書いて渡した。

ちなみにテレビでは全く放映されてない。
たぶんボツ。

スポンサーリンク