おぼれているところに嫁に拾われたwww

俺は嫁に拾われたwww

中学の夏休みの早朝に新聞配達終えてその帰り道に
ある港の岸壁で釣りしてたんだわ。

そこそこ釣れたし腹も減って来たので
家に帰ろうかと思っている時に大物がヒットした。
今までに無い強い引きに興奮しつつ
足元まで魚を寄せたらでかいカンパチだった。
そして気がついた。タモ網(魚を取り込む網)
を持って来てない事に。

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誰かにタモ網を借りようにも運の悪い事に
今日に限って常連のじいさん達も来ていない。
そこで俺は岸壁から手を伸ばしてカンパチを
掴み上げようとして海に落ちた。
岸壁から這い上がろうとしたがだめだった。
小型船が停泊している場所まで泳ごうとしたが
潮の向きが逆でだめだった。
誰か助けてくれと叫んでも意味がなかった。

立ち泳ぎするのも疲れて来たし、
強い波が来る度に岸壁に体をぶつけられ痛いしで。
これ死んだわ、俺死んだわ、今日釣り来るんじゃなかったわ、
と泣きながら後悔していたら

「ひ、人!?」

犬の散歩していた嫁が溺れかけていた俺を見つけて

「えっと、えっと、えっとー、
ちくわ(犬の名前)お願い! これ掴んで!」

と犬のリードの端を俺に掴ませてくれて
大人を呼びに行ってくれた。

しばらくしてから
嫁が連れて来た義父に助けられ

「ん? よく見りゃ新聞配達の兄ちゃんか?
なんで溺れてたんだ?」

と義父から聞かれたのでありのままを話したら

「わかるわかるwww 俺も昔に似たような事やったわwww
とりあえず消毒してやっから家に来いwww」

と義実家に連れて行かれ傷の手当てをしてもらった上に
朝食までご馳走してもらった。
お礼を言ってから家に帰り両親に事情を話すと

「それは今すぐお礼に行かねば」

と両親と義実家に行ったら世の中は本当に狭いもので
、父親と義父は同じ釣り船を利用していた顔見知りだった。
そんな訳で親しくなった義父と一緒に釣りに行ったりしているうちに
嫁とも親しくなり。
新聞配達後に嫁の実家に寄って
一緒に犬の散歩をするのが日課になった。
嫁とつき合う事になったのは中学最後の冬休みに

「え? 新聞配達辞めちゃうの?」

「うん、高校までの通学時間考えるとちょっときつい」

「散歩も?」

「それはたぶん大丈夫」

「ならいいや」

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「ん?」

「………好き」

「は?」

「好きなの、だから付き合って」

(一瞬いつものノリでどこへ買い物にとかボケようとしたけど、
嫁の真面目な顔を見てやめた)

「お、俺も好きだ!」

とまぁこんな感じで嫁との交際が始まった。

犬の種類はハスキー犬。
なんでもTVで所ジョージ?の飼い犬を見た嫁が
義父と犬の面倒をきちんと見るなら飼ってもいい約束して
飼ったんだそうだ。

カンパチはあの大きさだから余裕で釣糸切っただろね。

恥ずかしいから周囲にはしばらく黙っておこうと
嫁と話し合って決めたんだが、
わずか7日で親バレ親戚バレ地元バレしてしまった。

原因は隣町のSCに嫁と買い物に行って
腕を組んで歩いているところを、
お喋りなうちのおばに見つかって

「お姉さん(うちの母親)甥ちゃんが彼女と歩いてたわよ」

「あーそれたぶん嫁ちゃんとだわ」

「嫁ちゃん?」

「実はね」

「「www」」

こんな感じだったらしい。
とまぁそんな訳で俺は開き直って
義実家に交際の報告に行ったら

「仲良くな」

「は? はい? はい!」

あっさりと義父からお許しが出て親公認になった。
それから順調に嫁と交際を続けて行き
嫁が大学を卒業した時に俺からプロポーズした。
それから早くも10年以上の月日が経過するけど、
嫁とは今まで一度も喧嘩をした事がない。

夫婦円満のコツは下手に意地を張らず
に謝る時は素直に頭を下げる事だと思う。
まぁ実際は小学生の時点で咄嗟に犬のリードを俺に掴ませて
助けを呼びに行くなんて機転の効く嫁が
俺を上手く手懐けているんだろうけど。

これで終わり。

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