母と鮨屋に行ったらじじいのせいで買えなかったので1週間度に行ってみたら

3年ほど前の話。
母と一緒に犬の散歩をしていた時、
近所のお寿司屋さんを通りかかったら
「鯖寿司」という貼紙が目に留まり買う事に。

ところが母が店に入ろうとすると
後ろから70代位のおじいさんが母を抜かして
店の中に駆け込み

「急に孫が遊びに来てな。うめえモン食わせてやりてえから
6人前握って急いで持ってきてくれよ」

と注文。

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小さい店なので母はそのじいさんの後ろに並び、
私は犬を抱いて入り口に立って待っていたが
じいさんの孫自慢はなかなか終わらず、
でもニコニコしながら嬉しそうに話しているので
文句も言えず10分ほど経過。

「ごめんね長話しちゃったよ」

と謝りながらじいさんが店を出たので
漸く注文ができる!と思ったら

「すみません急いで作らないといけないんで今日は…」

と断られた。

「えーずっと待ってたのにー!」

と文句を言う母に

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「本当に申し訳有りません。できればまたの機会に」

とひたすらペコペコ。

「じゃあ来週あたりに来れたら来ますね」

と言って店を出た1週間後、
その人は殺人の実行犯で逮捕された。
自分も母も衝撃受けたけど、一番衝撃受けたのは
その爺さんだったんだろうなと思う。

うろ覚えだけど、被害者の妻が
子供の家庭教師をしていたAと言う男と不倫していて
夫の保険金目当てにAに夫をサツ害するよう示唆。
Aは自分の子分的存在だった寿司屋のBにサツ害を指示。
Bは1度襲ったものの失敗。
被害者が退院した日に再度襲ってサツ害。

寿司屋の方は自分も思ったけど、
体格いいけど穏やかそうに見えてて近所の人も

「あんな礼儀正しい人が信じられない」

って驚かれてたのに対してAの方は

「いつか絶対何かやらかすと思ってたから別に驚かない」

って言われてたのが印象的だった。

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