雑木林の奥へと進んだら先客が居た

俺スペック

当時18歳
身長165cm

当時俺は専門学校で部活内での人間関係に行き詰まり
勝手に一人行き詰っていた
オマケに寮生活で上手くストレスを吐き出せず
ネトゲばっかして勉学を疎かにしていた・・・

俺は部活で部長をしていたんだが
どうも同級生との関係が上手く行かないながらも
部を良くしようと毎日頑張っていた

でも、今思うと独断専行で
周りの事など考えず進んでいたために
結果として部内で孤立してし、
ペアを組んで国体に出た奴にも三行半をくだされ
それをきっかけに部活を辞めて2週間実家に帰った

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専門学校も4年生で親や担任も
「せっかくここまで来たんだから
卒業しないともったいないよ」と言われ
(因みに俺の通っていた専門学校は特殊で
4年6ヶ月と1年の実習の後に卒業となる)
俺は渋々寮の生活に戻った

しかし、1年2年では勉強に打ち込めたはずなのに
全く勉強に打ち込めず
2週間の分もの授業に遅れてしまった・・・

そんなこんなで試験でも赤点が多かったり
他のやつが就職に真剣に取り組んでいるのに
俺だけが浮いているようにダラダラと授業を受け、
逃げるようにして校舎から
寮の自室のネットに逃げる日々が続いた

部活を辞めてから心身的にもおかしくなっていた俺は
母親や担任に勧められ心療内科にも行った
しかし、話は聞くが聞くだけでお薬を出して終わり、
と言った具合で行って帰ってくるだけで金のムダだった

7月、8月と終わりやっと夏休みだが其の年は違った
学校の制度が変更になるらしく、
ちょうど俺の学年は夏休みに
ひと月だけ実習に行くことになった
そう、夏休みを全て使ってだ

実習は楽しかった
しかし、周りの奴らが資格を取ったり
しっかりと目標をもってるのに、
俺だけ何も考えずダラダラと過ごしている

実習中にある少し勉強すれば合格するような試験でさえ
再々試験になるほど俺は気力を失っていた

この頃から
「親に高い金を払って貰いながら
何も出来てないじゃないか、
周りの奴らはしっかり目標をもって
それに向かっているのに・・・」

こんな事を考えながら
もうしんでしまいたいとかんがえる様になった

そして、実習も終わり寮生活に戻った

寮に戻ってからも辛かった
今まで所属していた部長として生き生きして居たのに
今じゃ無所属で部屋篭もり
学校では真面目一筋で過ごしてきたが
授業で居眠りしたり忘れ物をしたり、
もう落ちこぼれの完成だw

寮じゃ人目を避けるように移動し、
食事も寮の同級生と離れたり
グループに入っても会話できずwww

実習後の10月11月・・・と過ぎ
平日は授業が終わった後は
適当に決めた卒検の担当教師の所に行って
ダラダラと課題を行った
そして寮に戻り食事風呂を済ませ、
ラジオを掛けながらネット三昧だった
休日なんか朝起きてからずっと
パソコンの前にいるのがデフォだった

12月頃からシのことを考えることが多くなった
それまで突発的に少し考えることがあったが、
この頃から1日最低一回は考えるようになってしまった
昼休憩に自室に帰ってきてベットに寝転がって
「このまましにに行こうか」と考えるくらいだ

しかし、授業は休まなかった
(正確には気持ち的に休めなかった)

冬休みに入ったが正直全く記憶に無い

1月は「なんか毎日寒かったな」程度で2月に話は飛ぶ
この年は夏休みの実習分の休みを兼ねて
2月半ばから4月始めまで約一月半の長期休暇だ

だが、俺には全く関係なかった
いつもの授業態度に試験結果だと留年は決まっている
オマケに、留年となったら
4月から後輩と共に夏休みにあった実習が半年間もある

「行けばいいじゃん」と思うが、
当時の俺にとっては絶望的状況だった
今まで学年内でも、
そこそこの成績で学年を上がってきたのにこのザマだ

留年通知日の前日、俺は決心した

しのう・・・と

その時、俺は実家に居た
場所は実家から1つ県をまたいだ所に有る
有名観光地(と行っても昭和だが)でもあり
そっち方面でも有名スポットでも有るところにした

何故か分からないが、
道中妙にテンションが高かったと思う(一人だけど)
身分証明書の保険証や名前の入ったカード類は家に置いて、
親には「学校の再試」とウソを付いて
教科書類も偽装のために持っていった

妙に細工をするため学校に向かう列車に乗り、
途中のそこそこ大きい駅で
偽装荷物をコインロッカーにしまった
携帯音楽プレーヤーも
自分を示すもの全部を手放してスッキリした

ちょうど8時頃、冬の朝のラッシュ時
一人ぼーっと登ってくる朝日を眺めた
周りが仕事、学校又わ旅行とそれぞれ目的を持って
大小様々な荷物をもってるなか俺は手ぶら
流れていっく車窓を眺めながら
通学する学生の会話を聞いたりしながら時間を過ごした

気づけば、乗り換えをしてから残った乗客は俺だけ
窓に目を遣れば風も弱く空は雲ひとつ無い晴天

これからしにに行くというのに、なんていい天気なんだ
だが、自分の状況を考えるとそんな考えはすぐに消え去る

俺の様な人間はしぬべきだ
その方がきっといいに決まってる
俺はただ電車に揺られ目的地へ向かった

目的地に到着した

駅はそこまで多くはないが観光客でごった返している
今からしにに行くのに自然と観光客の会話に耳を傾ける

幼稚園程度の子供を連れた家族 カップル
中国語か?タイ語か?はたまたハングルだろうか
外国語を話す外国人旅行者
この人達は観光をして楽しんでから
またこの駅で列車に乗って家に帰るんだろうな

「歩こうか?いや、シ人に銭は必要ないなw」
俺はタクシーに乗って最終目的地に向かった

やっとの事、目的地に着いた
人が多い
そう言えば今何時だ?と、
母が買ってくれたG-SHOKを覗こうとした

そうだ置いてきたんだ・・・

仕方なく設置されている時計で確認する
午後1時過ぎだ、昼飯を食おうにも
残金をタクシーで全て使ってしまったので
残ってるはずがない

仕方なく俺は辺りを見回した

俺は日が暮れるまで人のいる所から離れ
近場の雑木林の奥を探索した
少し進むとイバラ道があったが
ブーツを履いているお陰で難なく進めた

少し進むと腰までの高さの有る
枯れ草が生い茂った開けた土地に出た
そこに、座ってくださいと言わんばかりに
大きい石がありそこで時間を潰すことにした

座ったはいいものの
空っぽの財布とハンカチーフ以外持っていない
最後に読む小説の一つでも持ってくるんだったなと
内心思いつつ辺りを見渡す

どうだろう10Mほど先にぽっかり人が通った様な
(その時はそう見えた)
後が薄暗い雑木林に道が続いていた

よし、行くか
イバラに注意しながらほとんど足元を見ながら
雑木林の奥へと進んだ

どれ位進んだだろうか?

足元しか見てないからよく分からない
俺は振り返るため顔を上げた

・・・・・人がいる?

何かがおかしい・・・
しかし、他には誰も居ない

俺は「スミマセーン」と2回呼びかけたが気付いた

変にデカイ人だな・・・
あれ?何か巻きつけてないか?

俺はその瞬間全てを理解した

先客だった

それからは来た道とは関係なく
とにかく人の居るところを目指した
もう自分がしぬことなんて忘れて無我夢中だった

途中無理に草木を掻き分け道に迷ったりしたが、
なんとかはじめに居たお土産屋に着いた
300M先には人が亡くなっている
(この時はまだ息があるとお待っていた)のに
先ほどと変わらず観光客が景色を楽しんだりしている

ここに来た目的を思い出した

しにに来たのに警察へ連絡したら・・・
と思ったが体が先に売店の店員に話しかけていた

「警察に連絡したい亡くなってる人がいる」と
(動揺してどういったか曖昧)

店員はえ?とした顔だったが
すぐに近くの警察官立ち寄り所(?)の様なところで
110番通報をし簡単に事情を説明した
そして俺に電話を代わり同じように説明した

警察(以下K)
「どうされましたか?」

「亡くなってる人がいました
声を掛けたん出すけど応答がなくて」

「早く来てください」

ざっくりこんな感じだった
動揺していたのは覚えているから省略した

数分後、そわそわしながら待っている所に
救急車とパトカーが到着した

K1
「◯◯さんですか?そこはどこですか?」

「こっちですこ!この奥です!」
説明してもわからないところなので
俺が先頭に立って場所まで案内することにした

K(警察官)ねw

警察官と救急隊員総勢10名程を案内したが
K1
「いててて!イバラ生えてるますよ」
K2
「おい!気をつけろ!」
救急隊員
「こんなトコロ運べるか?」(困惑)

俺だけどんどん先に進んだ

発見場所に着いた
K2「要救助者発見!!!」

改めて見たが向こうを見いていて顔が分からん
今思えば有りがたかった

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K3
「あー仏さんか-実況見分頼む」

(マジか、聞きたくねぇ これ以上近づかなくてよかった)

K4
「すみませんが、
お名前を改めてお聞きしてもいいですか?」

ああ、そうだよな第一発見者の名前は聞くよなw
諦めて

「◯◯です」
K4
「身分証明証を拝見していいですか?」

「もってません。家に置いてきました。(本当)」

K4 ん?と俺を睨むように視て
「今日は何をしにいらしたんですか?」

「か、観光です(気分はね)」

K4
「・・・」

沈黙の後に後ろにいた年長であろう警察官に声を掛けて
その人がきた

K5
「君、身分証明書持ってないそうだなw
まさかとは思うがここはそう言うことで有名な場所だ
君もそんなことを考えているのかな?」

俺ここで目がウルウル状態になり

俺「はい」
静かに答えた

K5
「ははwそうかwそうかw
そんなこと思いながら来てみたら
先客見つけて通報してくれたのかw」


「はい、自然と進んで行ったら発見しました(震え声)」

自然と涙が出ていた

K5
「そうかw俺君は仏さんに呼ばれたみたいやな
俺はA(名前を伏せてAとします)だ」

「は、はい」
涙でグチャグチャ

Aさん
「でもな?俺君と仏さんの違いは分かるか?」

「?」

Aさん おもむろに軽く俺に腕パン
俺「!?」

Aさん
「痛いだろ?でも、
仏さんを叩いても痛くもなんにも無い」

Aさん
「生きてるからだ、
生きてるから痛みを感じるし涙をながすんだw」

「はい」

涙でちゃんと言えたかわからない

Aさん
「俺君は何があってこんなこと考えたんだ?」

俺は大体だが最初のように説明した

Aさん
「ばかたれ!!!」
「お前!しんでも何も意味が無いだろ!」
「お前がしんだのを親が聞いたらどう思う?」
「一番の親不孝は何だ?分かるか?」


「はい・・・親より先にしぬことです」 

Aさん
「わかってるじゃないかw
それならちゃんとこの事を親に伝えて
今後学校をどうするかも話さないとな」
Aさん
「しかし、お前はもう強いぞw」

俺「???」

Aさん
「もう一回しんでいるようなもんだw
そうだ、俺君はゾンビだwww」

あの笑みでそう言われるとまた泣けた
(しかし、今考えなおすとゾンビねえw
ブラックすぎるジョークだったのだろうかw?)

Aさん
「ま、詳しい話は署で聞こうか
あ、これを持ってくれ」
差し出されたのは刑事ドラマで見るような
革バックだった

俺「え???」

Aさん
「今テレビでしている
員外捜査員を知っているか?w」

「は、はあ(困惑)CM程度でしか・・・」
Aさん
「そうかw
ま、クルマまで持って行ってくれ最初の仕事だw」  

こんなわけでひとまず
別ルートで舗装された林道まで行くことにした
救急隊員の方は先に帰ったらしく
俺含め総勢8名+1名
(俺が見つけたルートは仏さんですら通っていなかったw)

そうして、売店近くでクルマに積むわけにも行かず
離れた駐車場で乗り込むことにした
そこには放置されたクルマがあった

K6
「あれ?これいつからあったんだ?」
K3
「ええ、仏さんのシボウした2週間まえからあったそうです」
Aさん
「なにか書いていないか?」

そこには紙切れに
「許さない絶対に」と書かれていた・・・

Aさん
「県外みたいだな」
K2
「なんか?車内汚れてませんか?」
Aさん
「そうだな、
すぐに▲県警に連絡して自宅確認してもらって」
K2
「分かりました」

俺「!?!?」
話は理解できるが状況についていけない

そうこする内にクルマが到着し
仏さんを積み込み他の方も乗り込む

Aさん
「あ、俺君昼飯食べた?」

「え?いえまだです
(そういや忘れてたな、よくそんなこと考えられるんだな)」
手慣れたもので、何事もなかったかのように署に向かった

途中、Aさん水、サンドウイッチ、菓子パンを
おごってもらった

署に着き、取調室で持ち物検査と
もう一度発見当時の状況などを聞かれた

Aさん
「そうか、まあ親御さんにも連絡したから
それまで待っていて」
俺はパンをほうばりながら色々聞こえた

K1
「▲県警から連絡ありました」
Aさん
「どうだった?」

この日俺は二度目に驚いた

K2
「仏さんの自宅から
亡くなった女性が発見されました」

Aさん
「え?ホントか?」
K2
「はい、ですが内縁の妻と思われ
横たわった状態なので無理心中かもしれません」
Aさん
「そうか、そう言えばクルマにも紙があったな」

「もう行き詰まりましたしぬことにします」と

俺は頭のなかで状況を整理した
どうやら今回の仏さんは▲県住みで
何らかの原因で生活に行き詰まり
恋人をしなせここまでに来たのか・・・

Aさんがきた

Aさん
「ああ、聞いた通りだがそういう事だ、
君が見つけなければ
仏さんの放置車両(前スレのクルマ)の情報から
私達があの雑木林を捜索しなければならなかったよ
本当に助かった」

そして、母さんと叔父さんがきた

Aさんは状況を説明し
「俺君が見つけたことで捜査がはかどりました」
とお礼を言った
両親とAさん含め関わった方に頭を下げ、
Aさんに見送られ帰路についた

両親には申し訳無く少し黙っていたが、
叔父
「おまえwあんなところで仏さん見つけて
飛び上がって逃げたんだろwww」

「うんw」
叔父
「そうかwww」


「あ、あとこれ・・・」
俺は唯一持ってきた首にかけたお守り
(これは寮に入る前に購入したもの)を2人に見せた
母 叔父「!?」
二人共、ギョッとしたかおだった

母「ああお父さんが守ってくれたんだね」
※俺から言う祖父で生まれる前に亡くなっていて、
俺はその祖父に似ているとよく言われて育った
一度お爺ちゃんとは話がしたかったと今でも思っている


「この際にはなすけどね、
お爺ちゃん自ら亡くなったのよ」

俺のこの日、三度目の驚きだった


「え?」

「私が夜勤から帰ってきたらね
必死に心臓マッサージをしたの」

俺「」
母「そうね、お父さんが守ってくれたのねw」
母の顔は笑っていたが、涙がこぼれ落ちていた

後日談
次の日に改めて駅のロッカーに置いてきた荷物を
回収しに行きますた

尚、警察官Aさんとは趣味が合い
LIENでたまにトークをしていますw

この一件依頼警察の方には頭が上がりません

お守りを見て、ギョッとしたのは
祖父が祖母に逃げられてから不安な時期に
その宗派にはまっており
また、そのお寺に祖父を安置しているためです。

結構なオカルトマニアの私ですが、
普通は行かないような場所に進んでいくこと、
家を出る前に何故か御守りを
持っていかなければならないと思ったこと

この2つがどうも上手くあわさっています
ビニールシートにくるまれた仏さんを前にしたとき、
自然と手を合わせていました

ここで仏さんを見つけなかったら
私がこんな風に運ばれていたのだろうか?
自ら命をたった祖父は
他界したらこうなることを見せたかったのだろうか…
と私は叔父の運転する車で考えました

来年の2月か3月に又その場所へ行こうと思う
それまでに免許を取っていればクルマか
あわよくばバイクで
まあ、電車になるんだろうけどw
そこでもう一度手を合わせよと思います

毎日、ダラダラと過ごしているが今はまだそうしよう
でも、もう少ししたら両親、親族、お世話になった方、
そして、自分のためにも頑張ろうと思います

今、しにたいと悩んでいる人は
周りの人に助けをもとめてください
心療内科や県のカウンセラー等でも
相談できる場所があります
警察でも聞いてくれると思います

そんな方々にこのスレが参考になると幸いです

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