夫の祖父が亡くなってすぐ、
長年の不妊治療の末に兄嫁さんが妊娠した。
兄は「今年できなかったら(少なくとも治療は)諦める」
と宣言していたため、
あまりのタイミングの良さに「生まれ変わりだ!」
と騒ぐ親戚ジジババ多数だった。
兄は不快そうだったけど、一応法事の席だったから我慢してた風だった。
私が聞いてても不愉快になるくらい
「生まれ変わり話」一辺倒だったんだけど、
(特に夫祖母。夫婦仲超悪かったらしいが、
亡くなったとたん良妻になってしまった)
兄嫁さんがニコニコ笑いながら
「おじい様、ずうっと大変だったんだから
(晩年抗がん剤の副作用で苦しんだ)、
きっと「まだ少し勘弁してくれー」
ってあちらでお休み満喫中ですよ。
そんなにせわしなくさせちゃ申し訳ないです。
でももしかして「あそこんちに行っておいでー」
って、そのへんにいた子の背中を
こっちにぐいぐい押してくださったのかなって。
なんだか私、ついそんなことばかり考えちゃうんですよ。
本当に、ありがたいことだなって。
おじい様、子供が大好きだったから・・」
ってうっすら涙ぐんで、一同もらい泣き。
以後もう誰も生まれ変わり説を唱えなくなった。
そして数年後なんと兄嫁は自然妊娠で二人目を出産!
みんなで
「おじいちゃんもうひと頑張りしちゃったのかもねー」
って笑ったよ。
私も、なんとなく子供関係のことになるとつい
仏壇にお願いしてしまう癖がついたw