米を炊くしかできなかった旦那に1週間米に料理を担当させた結果

旦那は結婚するまで米を炊くくらいしかできない人だった
料理苦手だからそれだけはお願いしたい、
後の家事は自分が全部やるからと言われたけど
やはり全く料理ができないのは後々困るので
料理とそれ以外の家事を一週間交代にしてみた
旦那が16時帰宅と22時帰宅が一週間毎交互にくるシフトの仕事だったので、
16時帰宅で私より早く帰る週に料理をお願いした
最初はレシピを見ても生焼けだったり焦げ付いたり、
強めの調味料の加減が分からず作るたびに旦那が落ち込んでいたけど、
私はこれいける!大丈夫だよ!
とどんな失敗作も目の前で全部平らげた

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本屋で一緒にレシピ本手に取ってみるようにしたら、
旦那が自分好みの本を買うようになって
凝った料理を作るようになった
いつもありがとうと美味しいを言い続けて
(失敗作でも、私は全然いける!これアリだよ!ちょうだい!
と言って食べ尽くした)
私が作った事ない料理の時は特に褒めまくった。
こんなすごい料理私作った事ないよ!?
旦那くんはうちのスーパーシェフだよー!
旦那くんの料理私大好きなんだよー!と
今では魚介のパエリアとかスパイスで作るカレーとかボルシチとか、
フランス、ロシア、スペイン、アジア系のおもてなし料理は
旦那の担当、私は中華・和食担当になってる
もちろん旦那も一通り一般的な和食が作れるようになったし、
今年のおせちもほぼ旦那が作ってくれて、
私が風邪を引けばその時の食欲に合わせて6種類くらいの
お粥・おじやレパートリーから良さそうなものを作ってくれる

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一年足らずでメキメキ料理の腕を上げた旦那を見て、
褒めて伸ばす作戦大成功、私大勝利と密かにガッツポーズしてた

でも年始に旦那の実家に挨拶に行った時
旦那の兄、弟、従兄弟、義父、叔父などの男性組は
ずっと酒飲んでテレビ見てガハハハ笑ってばかりだったのに
旦那だけがメインで台所仕事してる義母や叔母や
私達女性陣を手伝ったり労ったりしてくれた
義母が男に料理だけはさせない主義だったけど、
洗い物や皿の片付けを細々してくれて、
みんなの飲み物を用意してくれたりした
私たちが炊事してる間、家の掃除もしていたらしい
義母がしみじみ「みんな同じように育てたつもりなのに、
なんでああも差が出てしまったのかな…」と溜息をついていた

つまり旦那が家事に積極的で働き者なのは
私と結婚する前からの話で、料理だけができなかったのは
義母の方針だっただけで
私が育成成功した訳でもなんでもなくて元々旦那が
持ってた資質と義母の教育の賜物だったことがわかった
我関せずで手伝うどころか
「つまみ早く持ってこいよー!」
と大声で呼んでくる男連中を見たら
褒めようが何しようがこんな成人男性に料理覚えさせるとか
私には絶対無理だと悟った
旦那だからしてくれた事だったんだと、
心から姑さん&旦那に感謝した正月だった

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