事故物件に住んで妙な達成感みたいなものを得てしまった

なんもしてないけど、
妙な達成感みたいなものを得てしまった過去を思い出した。

数年前、地元の会社から他県にある関連会社に
期間限定の異動・移住する事が決定。

ネットで会社周辺のアパートを探してたら
会社からそこそこ近くて家賃が安いアパートを見つけた。

所謂、事故物件だった。

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不動屋さんいわく一年も住んだ人はいないし、
やっぱり妙な空気感があるからやめた方がいいですよ、
的な感じで説明してくれたんだけど、
見学に行った限りなかなか綺麗な部屋だったし
何よりも家具家電付き、
アパート周辺は色々な店がある、敷金礼金なし
さらに大家さんが家賃をさらに下げてくれたため
見学後、即契約(ほかの部屋は確かその3倍はした)

引っ越し費用の大半は会社の負担だったので
格安で引っ越し出来たのは本当にラッキーだったと思う。

今思えばだけど、心霊現象ぽい出来事は確かにあった。

覚えがあるのは住み慣れた頃、夜、仕事から帰ってくると
飾り棚にしっかり固定して飾ってたはずの
洋楽アーティストCD、海外ドラマ俳優のグッズ等の
コレクションが床に落ちてた事。
これが割とあった。

地震なんてもちろんなかったし、
おかしいなぁ~と思いながらも
その中には超貴重なグッズもあるから
自分の手の甘さというか緩さ?に腹が立ったんだよね。

貴重なグッズを守るため、
飾り棚を地道にDIYしてコレクションを
ガッチガチに固定・密閉した以降はない。

あと定番だけど
夜中、ふと目覚めたら部屋に人影が・・?
こんなとこにコレ置いた?とか
コップや皿にヒビが入ってたとか。

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今思えばあれは、と思うんだけど
当時は仕事もプライベートも
慣れるまで大変だったから、
そもそも事故物件て事を早々に忘れてて、
精神的に疲れてると思ってた。

事故物件(忘れてた)に住んで2年目、
契約更新に差し掛かったあたり、
大家さん自ら電話を掛けてきて
「あなた大丈夫?無理してない?
もし無理してるなら、いいのよ本当に。
・・えっ更新するの!えっ何もない?
嘘?えっだって、えっ?」
て感じでかなり驚かれ、心配もされたけど
最後は何故か感謝されて、
契約更新のの説明を軽く受けた。

ちなみに更新料はかからなかった。

その電話で、この部屋は
事故物件だった事を思い出したんだけど、
少なくとも契約更新直近あたりは
たぶん何も起きてなかった。

去年、地元の会社に戻るため退去したんだけど
空っぽの部屋を見た大家さんは
「前と雰囲気が違うような・・」と安心したような、
とても複雑な表情してた。

何のリアクションもない私に幽霊は飽きたのか、
もしくは虚しくて成仏したのか、
そもそも入居した人の気のせいなのか
その辺全く分からないけど
とにかく妙な達成感でその県を離れた。

最近何となく思い出してそのアパートを検索したら、
特に事故物件等の表記はなかった。家賃は上がってた。
そもそもネットに事故物件って表記しないものなのかな。

大家さんいい人だったし、なんもない事を祈ってる。

当時も今も元気ですw

金縛りは何回かあったかも。
というのも、金縛りは身体が疲れてる時になるって
昔なにかで見聞きして覚えていたので
仮にあったとしても、
あっ疲れてるで終わって深くは考えてこなかったな・・

幽霊の存在は信じてるんだけどね。

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