知り合った人と、
ご飯を食べに行った時が人生最大の修羅場。
私20代、相手30代半ば
その人とは初めてのデートだったんだけど、
いい感じのお店にご飯を食べに行って、
お互い趣味も似てるとかで意気投合、盛り上がった。
お酒も飲んでて、私はほろ酔い。
まだ若い私は「いい人だな~付き合えたらいいな」なんて、
疑いもせずに接してた。
お手洗いに行くために席を立つ。荷物は席に置いたまま。
そのお店は全席BOX席で、ちょっと特殊な構造。
スタッフがいるカウンターから
こちらのBOX席はあまり見えない。
その日は他の客も少なかった。
私は2度ほどお手洗いに立った。
んで、いざ会計という時に財布を取り出して
中からお金を取ろうとしたら
3万近く入ってたお札がゼロ。
その瞬間「あ、盗られたな」って確信して、
でも酔っててどうすればいいかなんて
頭の中パニックだった。
私は車で来てたから、代行呼ぶにもお金がない。
帰れない…どうしようって考えた末、
まず相手が会計してる間に私は一旦外を出て、
最寄りの交番にSOSしようと1人で交番に行こうとした。
でも200mくらい歩いた時に、
1人だけで交番行っても話にならないんじゃ…と思い、
店に戻る。
店に戻ると会計に時間掛かってた相手と落ち合い、
平然を装う私は
「カラオケでも行きますかー!?」と明るく誘って、
こいつを逃すまい…と必死だった。
「ちょっと友達に電話したいんで、
そこで待っててもらえますか???」
と話して相手に待ってもらう隙に、
最寄りの交番に電話した。
「お金を盗られたんで、
今からその人連れてそちらお伺いします」
でもその電話の内容を相手に少し聞かれてたみたいで、
相手は帰ろうとする。
急に「ぼ、僕、明日仕事早いから…帰るね!」
とかしどろもどろに話して明らかにおかしい。
でもタクシーに乗り込んだ瞬間、終わったな…と思った。
タクシーに乗り込んで帰ろうとしてたんだけど、
そこはタクシー乗り場じゃなくてタクシーの運転手さんに
「この先の先頭から乗ってください~」って乗車断られて、
これ幸いと
「この先の大通りに先輩いるので送ってください!」と懇願。
交番はその大通りの手前にある。
その交番の前に着いたとき、
交番内の警官の方と目があって
「さっき電話してくれた人?」とすぐに気づいてくれた。
彼を突き出して、
私は交番の二階の別室に連れて行かれた。
別室で婦人警官の方が対応してくれた瞬間、
涙が止まらなかった。
それから、
盗られた3万円が無いと帰れない旨を話して事情聴取。
もちろん被害届けもバッチリ出した。
相手が私のお金盗んだ理由は、
職場で疲れてて憂さ晴らししたかった、
とか意味不明な内容だった。
でも警察官も言ってたけど
少し頭おかしい人だったみたい…orz
人生の汚点と泣けてきた。
そのとき23:00頃。
お金を返して欲しいだけなのに、
全部の処理が終わって帰れたのが朝5時。
その後として、
被害届け出したから検察庁行って取り調べとかして、
相手に対しての処分を話し合って決めた。
私の希望は、
相手がお国関係の仕事をしてる偉い人だったから
懲戒免職にしてほしい。
懲戒免職がダメなら訴えると。
盗られた日から半年後、
相手は懲戒免職、罰金刑受けて地元に帰ったらしい。
最初僕じゃ無いって言い張ってて、
近くの大きな警察署から鑑識?の人きて
紙幣の指紋とったよ
まぁ指紋出て一発アウト
盗られた紙幣からわたしの指紋出てきたから
それが証拠となった
わたしから盗んだお金は財布じゃなくて
ぐちゃぐちゃになってポケットに入ってたから、
それも決定打になったんだよー