結婚して3年位かなりのメシマズだった。 夫、本当にごめん。 食事は9割方失敗作だった。

結婚して15年になるオバチャンだけど…
結婚して3年位かなりのメシマズだった。
夫、本当にごめん。
食事は9割方失敗作だった。
メシマズスレ見てると、
特徴が殆ど自分に当てはまってて辛い。
あんな面白い感じ
(メシマズ被害者の人は笑い事じゃないけどね)
ではないけど、
一つ一つやってる事は似通ってる。

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・肉じゃが等の煮物系
レシピを見ずに適当に煮て
適当に調味料を入れるので、
固すぎ煮えてない、もしくは煮崩れしまくり。
味も一定しない、しょっぱすぎるか味がない。
その日によってマズさのパターンが変わる。

・カレー系
ルウ代節約☆とか言って、
ルウを異常にケチるので
カレースープのような物体に。
もちろんルウからなんて作らない。
そして適当に煮てるので、
やはりその日によって固かったり
煮崩れたりしてる。
あと何故か、シチューは毎回焦げて
黒っぽかった。
それは鍋のせいにしていた。

・焼きそば
何故か麺ほぐし用の水を
「量が多い程いいのでは」と思い込み、
水を大量投入。
結果、いつまでも水が飛ばず
麺が溶けてデロデロに。
その日、夫は肉や野菜だけ拾って食べてた。

炒めもの系も、レシピ見ない、
調味料類を計らない、勝手にアレンジ等、
↑と同じような理由で大体マズイ。

メシマズスレだと
「そもそも作る人の味覚がおかしいパターン」
もあるけど私はそうではなかった。
母や別の人が作った料理、
外食の料理と自分の料理の味が
全く違うのは理解出来ていた。

普通ならそこで自分の味がおかしいと
気付きそうなんだけど、私はそれを
「他の人が料理がウマ過ぎる、
外食はプロだから美味しくて当たり前、
家庭料理は私レベルが普通」
という謎の思考回路で乗りきってしまった。
(いや、乗りきれてないけど)

自分でも「あんまり美味しくないな」
と思いながら食べてた。
たまにヒットして美味しいものが出来ると
そればかり作っていた。
しかしそれもレシピ等がないため、
再現出来ない事も多かった。
メシウマな人なら分量計らなくても
再現出来るんだと思うけど、
当たり前だがメシマズな私には出来ない。

どういう思考回路なのか
「料理本・レシピは料理上手な人が見るもの」
と思い込んでいて料理本は一切見ていなかった。
料理下手な人ほど見るべきだったのに。

母は何をしていたのか?
と言われそうなんだけど、
母はちゃんと教えてくれようとしていた。
なのに「結婚したらちゃんとやるから」
と料理系の手伝いを全拒否。
別の手伝いをやる事で免除みたいな感じだった。
結婚するに辺り、
母は料理の件を心配してたけど
私が大丈夫大丈夫!と押しきってしまった。
だから、私がメシマズだったのは
完全に自己責任。

私の目が覚めたのは、
夫の転勤がきっかけだった。
全く知らない土地に行く事になり、
仕事も辞めてしまったので
暇で暇で仕方なかった。

ふと、もらった料理本を開けてみたら
美味しそうな料理の写真が並んでいた。
冷蔵庫にあるもので出来そうだったので、
作ってみたらすごく美味しい!(当社比)
そこで、あれ?もしかして適当に作るから
マズイのか?ちゃんと本見て作れば
美味しいのか?と今更気付いた。

そこからカレーのような
小学生でも出来るものから、
しっかりレシピを見て作るようにしたら
味が劇的に変化。
夫、超喜んでた。
今まで旦那、実は私の料理殆ど食べてなかった。

深夜までの勤務が多いからってのもあったけど、
多分私の料理食べたくなかったんだろうな。
食べた日は「味が薄い」「かたい」
とか言われてたけど、
「家庭料理はこんなもの」と流してたんだよね私。
三年も本当に申し訳ない事したよ。

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あれから10年以上経って、
今は持ち寄りパーティみたいな事も
出来るようになった。
「これ美味しいね!作り方教えて」
と言われる事もある。
もちろん全部何かのレシピ見て作ってる。
レシピなきゃ作れない。
だから教えてって言われたら、
本とかネットを見せてる。

夫や母には謝罪した。
「結婚すれば自動的に
料理が出来るものと思ってた。
マズイもの食べさせてごめんなさい」
「料理の手伝いを完全に拒否してごめんなさい。
三年も夫に変なもの食べさせてた。
料理教えて下さい」

メシマズは本当に、
謎の思い込みが激しいと思う。
頑なにレシピ見ない、計らない、
勝手にアレンジ。

私みたいなタイプのメシマズだったら、
一回最高に美味しい料理をレシピ見て作らせて
「レシピ見て正確に作れば美味しい!」
をインプットさせれば治るんじゃないかと思う。
多分、レシピ見なきゃ作れないから
完全にメシマズからは脱却出来てないと思うけど、
昔のあの酷いご飯を思い出すと
「あー!!」と叫びだしたい衝動にかられる。

今現在小学生の息子には、
レシピ見て一緒に作るという作業をしている。
私には料理を教えることは出来ないけど
「ともかくレシピを見れば殆ど失敗しない」
を叩き込んでいる。

今思い返してみても、
あの謎の思い込みの理由が本当に思い出せない。
当時の自分はどちらかと言うと大人しい方で、
あまり人の意見に逆らったり出来なかった。
なのに、料理に関しては完全に
自分の意見が正しいと信じて疑わなかった。

書いてて思い出したんだけど、
夫は当時仕事の関係で遅くに帰る事が多かった。
(メシマズのせいもあったもだけど、
終業が遅いのは本当)

それで夜一人で食べるのが寂しくて、
訪問してくれた友人に
「夕ご飯食べていきなよ」
とマズ料理を披露してたんだよー!
恥ずかしい。
水っぽいカレーや冷やしうどん
(これだけは辛うじて食べれるレベル)みたいな、
訪問してくれた人に出すような
メニューじゃなかった。

優しい友人達で「マズイ」とは言わずに
「もうちょっとルウ入れて煮込んだ方がいいよ」とか
「火力落としたら焦げないんじゃない?」
と教えてくれていた。
ルウの量の件は「これで節約してる」
とか言い訳した気が…。
でも煮込む時間や火力については
友人の言う事を聞いたから、
それからは固すぎと
煮崩れだけは防げるようになった。

しかし味付けの問題が残ってるので、
結局「形は良くなったマズイ料理」には変わらず。
料理本開眼するまでマズイ料理が続く事になった。

ちなみに今でもその友人達とは交流があって、
当時の話になると
「あの時は酷かったね、
ちゃんと作れるようになって良かったよ」
としみじみ言われる。
友人達にも
「変なもの食べさせてごめんなさい」と謝った。
本当に三年間、色んな人に迷惑かけた。

まともな調理実習から
どうして思い込み路線になったのか?
なんだけど。
私の場合、何故か失敗した調理実習の経験の方が
インプットされてしまっていたんだ。

味の薄いカレーとか、
何故か水ぶっかけられて冷えて
デロデロなパスタとか、
ドレッシングの分量間違って
かなりオイリーなサラダとか…。
「ほら、ちゃんと本見て作っても
こんな風になるじゃん」って思ってた気がする。

成功したのもあったはずなんだけど、
完全に思い出せないので、
多分メシマズは自分の都合のいい出来事しか
覚えてられないんだと思う。

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