小学3年生の頃、
ある朝起きたらなんとなく息苦しさがあった。
親に話したら、
「熱もないし、とりあえず学校行ってみようか。
もしもっと具合悪くなっちゃったら先生に言って
保健室で休ませてもらうか帰らせてもらうかしてね。
連絡くれれば迎えに行くから」
と言われたのでそのまま学校へ。
登校中、どんどん息苦しさが激しくなってきて、
学校に着いた頃には喉の奥から変な音がしてきた。
更には胸の真ん中あたりに激痛が走り、
声を出すのすらかなりの苦痛になってきて、すぐ保健室に行ったけど
熱がまったくなかったからと休ませてもらえず、
担任に相談しても仮病扱いされた。
担任に無理矢理腕引っ張られて席に着かされたけど、
クラスメイトの目から見ても明らかに顔色も呼吸音も
やばかったらしく
「せんせー、〇〇さん(私)が具合悪そうです!」
「保健室連れてっていいですか?」
と口々に言ってくれてたのに、担任は
「どうせ仮病だからほっとけ!」
「そんなに授業が嫌なのか!」
と怒って、ビンタかまして(私にです)
そのまま授業続行しようとした。
そうしてる間に、
うちのクラスが騒がしいからと様子を見に来てくれた
教頭先生が、私を見てものすごく驚いたようで
「どうしたの、顔色悪いよ!具合悪いの?××先生(担任)、
なんでこの子保健室に連れて行かないんですか!」
と言ってくれたけど
担任は
「授業が嫌だからって仮病使ってるんです!放っておいてください!」
と頑な。
教頭先生は激怒して
「仮病でこんな顔色できるわけないでしょうが!」
と担任を怒鳴りつけ、私に向き直ってから
「大丈夫?歩ける?一緒に保健室行こうね」
と優しく言ってくれて、
保健室に連れていってくれたものの、
やはり熱がないからと養護教諭まで仮病扱い。
教頭先生また激怒、
その足でまっすぐ駐車場に行って、
私を車に乗せてすぐ近くにある学校医がやってる
病院まで送ってくれた。
が、そこでも
「全然なんともないですよ。仮病じゃないですか?
これぐらいの子供にはよくありますからね~」
と。
「もういいです!別の病院に行きますから!」
と教頭先生またまた激怒して別の病院に連れて行ってくれた。
診察結果:急性気管支炎による呼吸困難。
プラス声帯が炎症起こして真っ赤に腫れ上がってた。
喉の音もひどいということで入院決定。
その後、1週間ぐらい入院したんだけど、
退院してからも喉から胸の真ん中あたりまでの
間(つまり気道)の痛みや息苦しさが
どうしても治まってくれず、
完全に痛みも息苦しさもなくなるまで
3ヶ月ぐらいかかってしまった。
担任に養護教諭に校医に、
とこれだけの人間に仮病だと疑われたにも関わらず、
最後まで本当に具合が悪いんだと信じてくれた
教頭先生には今でも感謝してる。
あの時は本当に救いの神以外の何にも見えなかったぐらい。
最近また気管支炎になってしまったんだけど、
今回は10日とちょっとで完治したことに驚くと同時に
「子供だったから免疫力の弱さの問題もあったのかもしれないけど、
あの頃完治に3ヶ月もかかったのってマジでやばかったんだな…」
とガクブルしつつあの頃のことを思い出したので、
厄落としに書き込んでみた。
補足:退院してからもさらに1週間ほど学校を休んでたんだけど、
それから学校に行ったときには担任も養護教諭もいなくなってた。
学校医の方はなぜか問題にはならず、
その後もしばらく通常運営してたっぽいけど、
いつの間にか病院自体なくなってて
今はその病院があった場所、駐車場になってる。
夜逃げとも死んだらしいとも言われているが、
真偽は不明。
あと教頭先生には私の入院中に両親がお礼したそうですが、
私も復帰後に改めてお礼に行きました。
教頭先生も本当に素晴らしい人でしたが、
校長先生も校長先生で子供の目線に立って物事を考えてくれる優しい人だったので
当時の担任と養護教諭もあっさり飛ばされた(?)んだろうと思います。
校医の方は、うちの親がママ友さんたちに愚痴ったところ、
黒い噂がポンポン出てきて、誰も行く人がいなくなったため
「夜逃げか?」って話が出てきたらしいです。
注射器の針を使い回してたとか、
子供用の薬と成人用の薬の配分(?)が同じだったとか…
よくそんなのに校医任せてたなとガクブルですが、
いわゆる「おじいちゃん先生」だったので
そのあたり大雑把だったんでしょうね。
担任は男で、養護教諭は女でした。
校医は上に書いた通り男です。