よく熟年離婚で聞く話しで、
「仕事仕事で家を省みなかった」
なんて話があるんだけど、
仕方ないじゃんって思ってた。
でも最近、夫が仕事を理由に楽しんでるのを見て、
気持ちが変わった。
飲み会なんて嫌だ、なんて言ってても、
たまに飲み会中に電話すると
ものすごく楽しそうにしてたり、
ばんばん飲み会行ったり、
そのたびに飲み会代を持っていかれると悲しくなる。
「仕事なんだから仕方ないだろう」
って言われたらこっちは何も言えない。
相手の口をふさぐ絶好の口実だと思う。
もちろん、仕事だから仕方ないのも分かってる。
でも、私が仕事してた時は、
何も考えず遅くなるなんてできなかった。
帰ってからの家事と
翌日の家事仕事スケジュール考えて
どうしたって家事負担は私が大半で、
いつも家事と仕事に追われて疲弊してた。
何が言いたかったのかよく分からないけど
夫は仕事を理由に好きなことできるけど、
私はできない。
家のことを考えずに生活することができない。
すごく損だと思ってしまった。
私も仕事して、
家に帰ったら好きなことだけする生活したいなぁ。
独身のとき、仕事にかこつけて
面倒なことは全部スルーしてたわ。
母が専業主婦だったから、
「仕事」と言えば全て許されたんだよ。
つまり124の旦那さんと同じことしてた。
あの当時、家のことをやってくれる母に対して
感謝の気持ちもなかったと思う。
それどころか、専業主婦が家にいるのに、
どうして家がこんなに散らかってるの?と
不満さえ感じていた。
母に感謝の気持ちを持つようになったのは、
二人で焼き鳥を食べに行ってから。
用事で帰るのが遅くなって、
二人で何か食べて帰ろうということになって、
どこへ行くか考えるのが面倒だから、
そこにある焼き鳥で良いんじゃねと、
焼き鳥屋に連れて入って、生中二つ頼んだのね。
安月給の私が週一で通えるような安い店よ。
そうしたら、母が喜んで喜んで、
「お母さん、初めて焼き鳥屋に入ったわ。
なまちゅうって言うのね」って。
なんか涙出てねえ。
家族の身勝手で、この人をずっと
家の中に閉じ込めてきたんだなあと思って。
私は気付くのが遅すぎたから、
旦那さんはもっと早く気付いて、
感謝の気持ちを持って欲しい。