去年の話。
会社の同僚の奥さんがおめでたとなり、
浮かれまくった同僚が
生まれる前から名前候補をいくつも挙げて
皆にどれがいいかとかこれはどうだとか言って回ってた。
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しかし出して来る名前が
まぁ見事なくらいのDQNネーム揃い。
魅愛羽(みあは)とか
愛夢音(らむね、愛はラブと読むらしい)とか。
聞いてると奥さんの方はもっと普通の名前が良いらしく、
生まれる月の誕生花を入れるとか、
お互いの名前を一文字ずつとかそういう意見らしい。
しかし自分の子供フィーバーな同僚は
聞く耳持たず、暴走もいいところ。
そんな同僚の目を覚まさせたのは新人の一言。
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「なんかどれもこれも戒名みたいですね」
言われた瞬間の同僚の顔の変化は忘れられない。
満面の笑みだったのが固まって、
暫くしてゆっくりと真顔、そして絶望。
そこから子供については一言も口にしなくなり、
先日初めて生まれた事を皆に報告した。
名前は奥さんから一文字とったらしい
そこそこ普通の名前だった。
当の新人は自分が言った事も忘れた感じで
普通におめでとうございます!と喜んでた。
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