私は大学院生、両親と弟と戸建実家住まい、
自宅の目と鼻の先にゴミ捨て場がある
ご近所さんとは付かず離れずの距離で交流があり、
住人は品の良い人がほとんどで
揉め事や面倒事は滅多に無い
ゴミ出しに関してはかなり厳しい地域だけど、
配布されるゴミ分別パンフレットに則って各家庭が
グループ毎の指定箇所にゴミ出しをしていた
ところが、夏頃から無分別のゴミが
廃棄曜日を無視してちょくちょく出されるようになった
私は母に頼まれてゴミ出しをすることがあるため
無分別のゴミがあるとイラッとすることがあった
無分別のゴミは回収してくれず、
「ゴミは分別してください」
と書かれた注意紙を張られて
そのまま放置される
放置されるとカラスがゴミを漁りにきて
ゴミ置き場がめちゃめちゃに汚れる
ゴミ置き場の掃除は気が付いた住人が
その都度するのでいつの間にか
綺麗になっていることが多い
そういうことが数週間続いたが
どこの家庭がゴミを出しているのかは不明
犯人探しはしないもののご近所では
「きちんと分別もできない人間が住んでるんだねー(´・ω・`)」
な状態が続いた
そしてあそしてある日、
私が昼過ぎに大学から帰宅したときに
またもや廃棄曜日を無視した
無分別のゴミが捨てられていた
その頃は夏も終わり秋になりつつあって
「犯人は誰か知らんがまたかー」とげんなりしていた
荷物を玄関に置いてから庭にホウキと塵取り、
ポリ袋、使い捨てポリ手袋を取りに行き掃除をした
ペットボトルには少し液体が残っていて
ありえない色をしていたし、生ゴミや、
お弁当に入れるバランや冷凍食品の紙トレー、
ビニール袋、使用済みの女性用品が入った小袋など
分別しなければいけないものが
一緒くたにぶちまけられていた
秋といってもまだ暑い日はあったし、何より悪臭がひどかった
分別しながらしていた掃除も終盤になった頃、
ゴミの中から宛名シールを貼った
ビニール袋(大き目のDMが入っているような袋)を見つけた
その時、私は歓喜して
その住所と名前を携帯のカメラで撮影
分別して袋詰めしていたゴミは
一つのポリ袋にまとめなおして
ゴミ捨て場に一時放置
住所から私自宅のある列から1本隣の列の住人だったので、
自宅に帰って文書作成ソフトで↓の内容を作製
○○市△△町××丁目□□番地、ゴミ山 捨男 様へ
ゴミは分別して、指定曜日に指定箇所に出しましょう
△△町××丁目自治会長より
A4用紙の余白が残らないほどに
でかでかと印刷して、
防水用にクリアファイルに挟んだ
風で飛ばされないようにガムテープで
ポリ袋にがっちり貼り付けてゴミ捨て場に再放置
自宅の一室からゴミ捨て場がよく見えるので、
DS で遊びながらゴミ捨て場を監視
自宅前の道は近隣の小中学校の通学路のため
人の行き来は多いほうで、
犬の散歩をした人や宅配業者の人、
結構な人数が名前付きのゴミを見て通り過ぎる
結構粘って3時間くらいは監視していたけど
晩御飯の準備もあるし…と諦めかけた頃、
ゴミ山様らしき人が登場
袋をまじまじと見た後、
足で何回か怒り狂ったように踏んづけて
そのまま名前つきのゴミ袋をお持ち帰りした
私は爆笑&嬉しくて帰宅した両親と
弟にゴミ捨ての犯人がわかったと報告
次の日から近所中でゴミ山様の話題で
持ちきり&ヒソヒソされていたようけど知らんw
その後、無分別ゴミの廃棄は
無くなったのでスーッとしたかな
今はヒソヒソは落ち着いたけど、
ゴミ山様は近所から距離を置かれている模様です