若い女の子が歳の離れたおっさんと見合いを組まされた話しが
どこかにあったけど、まさかおっさんの立場で
しかも中学生とお見合いを組まされたという出来事。
登場人物
俺 45歳おっさん
女の子 15歳中3
BBA 親戚のBBA
女の子の母親
お盆休みの時の話
母親から
「あんたの見合いが決まったから時間を空けるように」
といきなり言われた。
自分は結婚なんかするつもりはないし、
無理だと思っている。
しかし、親がどうしてもと言うので、渋々行くことにした。
見合い当日、紹介された女の子を見た瞬間、
「こども!」
と、思った。
本人に「あの、いくつ?」
と聞くと、BBAが横から
「15歳よ!」
と言ってきた。
お前に聞いてねえよ。
俺「女性が結婚ができるのは16歳からだと
日本の法律で決まっているんですが?あとお話をするときは
マスクをお願いします。」
BBA「もうすぐ誕生日で16歳になるから問題ないわよ」
俺「大問題でしょう。あと俺は何歳だとお思いで?45ですよ?」
BBA「分かってるわよ。ぴったりよ」
俺「それはどうもありがとうございます。
ではお礼にBBAさんに80歳の男性を紹介してあげましょう。
ぴったりですよ」
BBA「何で私がジジイを紹介されなきゃいけないの!」
俺「同じことをしてるという自覚はありますか?
あと話をするときはマスクをしてry」
この会話の間、女の子は俯いたままで何も言わないし、
この子の母親も俺の母親も空気。
このBBAに何の気を使ってるのか。
そしてBBAはいうのだ。
BBA「この子ったら農業高校に行こうとしてるの!
女の子に学は必要ないの!」
俺「BBAさんはお見合いを組む前に日本の法律を勉強をするべきですよ。
基本的人権だなんて誰だって知ってます」
BBA「うるさいわね!農業高校だなんてそんなところに。
だからあなたからも言って欲しいの。高校行かずに俺の嫁になれと」
俺「断ります。BBAさん農家なのに農業高校ダメとはこれ如何に。
それと話をするときはマスクをry」
俺「ところで農業高校ってもしかしてあそこの◯農ですか?
俺の母校ですよ。楽しかった思い出しかない」
BBA「いや、あの、俺さん!」
俺「ジャム作ったり、味噌作ったり、ベーコン作ったりしましたねー。
子豚とか仔牛とか可愛かったですよ」
女の子「(´-ω-`)」
BBA「俺さんってば!」
俺「マスクをしないなら喋らないで」
女の子ママ
「この子、お花屋さんになりたいと言ってるんです。
それで◯農の園芸科に行きたいと」
俺「お花屋さん?いいじゃないですか。
俺の同級生が卒業して花屋に就職しましたよ?」
女の子「(´・_・`)」
BBA「俺さん、あのね」
俺「その同級生、結婚式に飾る花とか、
新婦さんに持たせるブーケをアレンジ?する事があるんだそうで」
女の子「(´?ω?`)」
BBA「ちょっといいかげんに」
俺「たしかインスタをフォローしてたと思うんだが…えーと、あ、あったあった。
これが結婚式で使ってるブーケの画像、◯農の俺の同級生作ったんです」
と、俺はスマホの画像を女の子と女の子ママに見せる。
女の子「(*゚▽゚*)」
BBA「…」
俺「俺は農業は興味なかったけど、実際に文化祭を見に行って
雰囲気で選びました。女の子さんも◯農の文化祭に行ってみるといい…
と言いたいところだが、コロナでどうなのか。
◯農行ってる先輩がいたら聞いてみるといいでしょう」
女の子「( ・∇・)」
俺「お母さん、この子受験生ですよね?
俺みたいなおっさんと見合いを組ませる前に受験勉強をさせるべきでは?」
女の子ママ「すみません…断れなくて….」
俺「母親ならこどもを守るべきだと思いますが。
つかこのBBAとつるんで何のメリットあるんですか?
こどもに悪影響あるなら絶縁した方がいいんじゃないですか?」
女の子ママ「はい…」
俺「駅前の進学教室に、俺の中学の同級生が講師をやってます。
MARCH卒の有能な奴です。よかったら行ってみるといいですよ。
それと10代向けで受験生を応援してくれるラジオの番組がある。
興味があったら聞いてみて下さい。
きっとあなたの力になってくれるでしょう。」
女の子「( °ω° )」
俺「最後に重ねて言っておきますが、
俺は女の子さんと結婚するつもりは毛頭ありません。
女の子さんが結婚すべき人は女の子さんの好きな人であるべき。
中学生がおっさんと結婚する必要は無い。
女の子さんの受験勉強がうまく行く事を心から願っています」
女の子「(`・ω・´)」
女の子ママ「ありがとうございます」
俺「話は終わり。俺はこれで失礼します」
BBA「ちょっと!あなたはこの子と結婚しないの!?」
俺「この子とは結婚しませんと何度も言ってるんです。
あとお話をするときはマスクry」
俺「それでは俺は帰ります」
というと、女の子が
「お母さん、帰ろ」
と初めて口を開いた。
女の子ママも
「そうね、帰りましょう」
と言って席を立った。
BBAも何か言いたげだったが、
言い出す寸前に「マスク!」
と俺が言ったので喋れなくなったようだ。
帰り際の駐車場で女の子ママから
「ありがとうございました」と何故かお礼を言われ、
女の子も笑顔で礼をしてくれた。
この子が立派なお花屋さんになれることを心から願っている。