「今日すき焼きだから食べてって」と友人にお呼ばれして行ったすき焼きは

友人宅で

「今日すき焼きだから食べてって」

と言われたのでお呼ばれした(ちなみに京都ではないので本音)。
支度ができたというのでテーブルについたら何かおかしい。

その様子を感じたのか友人が

「うちの家族、好き嫌い多いから
普通のすき焼きとちょっと違うかも」

と説明してくれた。

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みんな牛豚肉が嫌いなので鶏肉を使う
ネギは苦手なので入れない
しらたきも苦手なので入れない
焼き豆腐は食感が嫌いなので絹ごし豆腐
葉物の野菜(白菜や春菊)がくたっと煮えた食感が苦手なので入れない
その代わりに野菜として人参と大根の薄切り、
そしてモヤシとニラを入れる

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みんなジャガイモが好きなので薄く切ったのを入れる
生卵は苦手なので使わない
甘辛い味は飽きるので出汁で煮てポン酢で食べる

もうさ、「すき焼き」って呼ぶなよと思った。

話を聞いたら、最初は型どおりのすき焼きを
やってたそうだが、最初に

「生卵がドロッとして気持ち悪い」

という発言から生卵を止め、
同居してたおじいちゃん(すでに他界)が
しらたきを喉につまらせてから
トラウマになって止め、クタクタに煮た春菊で子供がオエッとなってから
入れるのを止め、とやってるうちに具が少なくなったので、

「すき焼き」なんだから
「好きなものを入れたらいい」

ということであれを入れこれをいれ、
お肉も皆が好きな鶏肉にしましょうということで
10年くらいを経て今の姿に進化した、と言ってた。

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