猫に捨てられた

昔のことだが友人が助けた猫に捨てられた

友人はカラスにでも襲われたのか
怪我をして衰弱した子猫を近所の川べりで見つけ
病院に運んで助けた
その後は室内飼いにして大切に育てた
数回家に行った時に見た限りでも
友人にとてもなついていたし猫グッズもたくさんあり
いかにも可愛がられている様子だった
猫はなかなか健康体にならず避妊手術や
ワクチン以外にも治療費がずいぶん掛かったらしい
就職したばかりで一人暮らしの友人には
痛い出費だったに違いないが

一度飼い始めたからにはと文句も言わず世話をしていた

スポンサーリンク

スポンサーリンク

それがあるとき友人は実家の用事で急きょ帰省しなければならなくなり

やむなく近くに住む知人の老夫婦(動物好き)に猫を預けた
1週間ほどして戻り猫を引き取りに行くと
猫は友人に抱かれるのを嫌がり
老夫婦の家中を逃げ回った
何とか連れ帰ったものの何度も脱走を繰り返しては
老夫婦の家の庭先で鳴き続け
そのたびに捕獲に四苦八苦するようになった
結局老夫婦がこのまま飼うことを申し出たため
友人は猫をあきらめた
 
一人暮らしの友人より老夫婦宅の方が
居心地が良かったのかもしれないし
餌も良いものだったのかもしれないが
それにしてもあっさり恩を忘れてしまうなんて
ちょっと酷いのではないかと
動物は一途だというイメージがあっただけに
余計衝撃だった
私はそれ以来動物が苦手になった
友人も相当ショックだったようで
猫の話を一切しなくなった
 
ちなみに友人宅にいたときの猫は
お気に入りの寝床や玩具に囲まれて
のびのび楽しそうだったし
トイレも清潔でペットを飼っている家特有の臭いも
ほとんどしなかった
それに猫はいつも友人の膝を占領してくつろいでたから
友人が実は虐待してたということはないと思う
 

スポンサーリンク