はじめて私が作ったチャーハンで夫「超うまい!何これ!!」

義母はメシウマ。出汁の味がしっかりする
上品な薄味。京風に近い。
私はフツメシ。田舎風濃い味。味は普通だが全体に茶色い。
夫と付き合ってはじめて私が作った料理はチャーハン。
超適当な醤油味で、具はソーセージ(アルトバイエルン)と卵とネギ。
「こんなんしかないわごめーん」と出したら
「超うまい!何これ!!」
と一分で完食した。完飲に近かったかも。

あとで聞いたら夫の家では
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン、
イシイのミートボールなど)が禁止だったんだって。

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まあ確かに大量に食べると大腸がんの元になるからね。
そのソーセージの脂が染み染みのチャーハンが
夫の舌にドストライクだったみたいで、
その後も「あのチャーハン作って!」
と度々リクエストされるようになった。
作り方を教えたのに「俺が作ってもいまいちあの味が出ない…」
と言う。そんなわけない。
正月明け、余ったモチで
「モチを海苔とベーコンで巻いてバターで焼いたもの」を出したら
「もう結婚するしかない」と言われ
「こんなもん私以外の誰でも作れるよ」
と言ったんだが結局そのまま結婚した。
夫があまりにも私の適当メシをありがたがって食べるので、
結婚前は「義母はメシマズなのでは…」
とあらぬ疑惑を抱いてしまっていた。

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でも実際に夫家でごはんをいただいたら、
「おいっっし!!」と素で叫んでしまうくらい美味しかった。
私があまりにもバクバク食べるから義母は
「うちの人たち(義父と夫)は美味しいもまずいも言ってくれないの」
「こんなに喜んで食べてくれる人はじめて」と私を気に入ってくれた。
どうも義父も夫と同じく
バカ舌(失礼だけど正直言ってそうだと思う)らしく、
ジャンクな濃い味が好きなんだよね。

義父がゴルフの帰りにうちに寄ったとき、
夫が「あのチャーハン、親父にも作ってやって!」と言い
「あんな粗末なもん出せないよ」と言ったんだが
是非にと言われて作った。
そしたら義父も完飲してた。
体にいいものではないから、
今現在も加工肉の量は制限して食べさせてるけど
それも「ちゃんと俺を管理してくれてる!愛を感じる」
と夫は喜んでる。
でも義母だって義父と夫を思って禁止してたわけだし、
なによりあれほどのウマメシを
毎日食べられていたのにバチ当たりだと思う。
味の好みだからある程度しょうがないんだろうけどさ。
まあおかげで義母の料理(タッパーでたまにくれる)は
私が独り占めできるからいいんだが、
でももっと義母に感謝した方がいいと思う。ほんと美味しいんだよ。

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