3年ぐらい前、週に2~3回無言電話がかかってた。
不思議だったのは携帯番号がちゃんと
表示されての無言電話だったこと。
電話に出るとひたすら無言。何も言わない。
最初はすぐに切ってたけど不審に思ってこっちも黙ってると
相手もずっと黙ってて我慢比べの末、向こうが切る。
何度か掛け直してやろうかと思ったが、
いくらなんでも非通知にせずに掛けて来る意図が分からず、
何かの罠かも知れんと思って掛け直すことはしなかった。
おそらく旦那の浮気相手だろうなと思ってた。
当時夫への愛情は冷めきってて
離婚が常に頭の隅にありつつ
自分有利な条件でどうやって
離婚すればいいんだろうと考えていた矢先の出来事。
夫がお風呂に入ってる間に夫の携帯の住所録で
同じ番号を探したら見つかった。
但し苗字っぽいカタカナに㈱を付けていた。
例えばヤグチ㈱とかカワタニ㈱って感じ。
仕事関係は会社から支給されている携帯があるし、
不自然だと思った。
イチかバチか初めて電話した。
出たのは若い女の声。
「よくお電話いただいてるようですが、
掛け直せなくてすみません。○○の妻ですが」
と言ったら明らかに動揺して
「えっ、いえ、あの、あの、あの、あの、」
って。
「とりあえずお話したいと思いますので、
○時に○○のスタバに来れますか?」
と言った。
蚊の鳴くような声で
「はい・・・」
「時間ピッタリに携帯に電話しますので、それであなたを見つけます。
一応夫には黙っててくださいね。
夫に話したら私、あなたに対してどういう手段を取るか自分でも分かりません」
って言ったら素直に夫に内緒で来たみたい。
「全部話してくれたらあなたの職場や家族にまで話すことはしない」
と約束したら出会いから夜の生活までよくしゃべってくれた。
もちろん本人了解のもとで録音もした。
最後に女の方から、どうやって番号を知ったのかと質問された。
「ちゃんと“いやよばんごう”にしたのに」
って。
え?普通にディスプレイに番号出てたよ?って言ったら
「おかしいなー、ちゃんと掛けるまえに186付けたのになー」
だって。
どうやらこのアホ、発信元番号を隠すのは
186だと思いこんでたらしい。
なんのための「いやよ」なんだよwww(186は発信元を出す番号ね)
浮気相手がアホで良かった。
おかげで夫有責で慰謝料もらって離婚できた。
夫は私がなかなか離婚に応じないから
困ってるって嘘ついてたみたい。
離婚して結婚するとかベタな嘘。
お互いに離婚を考えてても実際に
話題になったことは無かったのに。
それで早く離婚して結婚してほしくて
無言電話してきたらしい。
女に同情したわけじゃないけど、
私にとっては協力してもらったようなものだし
女に慰謝料は請求しなかった。約束も守った。