元いじめっ子が灯油を値切って注文してきたので「値切るようなお客さまはウチではお客さまとみなしません」

小中とオレをこってりいじめてくれたAが
嫁を連れてUターン転職で戻ってきた
オレんちはクソど田舎でガソリンスタンドを営んでいる
ガソリンの給油もするが、冬は灯油の宅配もする
こっちは雪国なんてエアコンやコタツだけではしのげない 
灯油最強の地

冬になって案の定Aから灯油の注文の電話が来た
しかもまだオレをなめくさって値切ってきやがる
オレは「値切るようなお客さまはウチではお客さまとみなしません、
お断りさせていただきます」
とガチャ切り

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すぐに発狂電話が折り返しかかってきた
が「クレーマーの対応はいたしません」とまたガチャ切り
ウチの親父は電話が嫌いで電話番はほぼ100%オレなので
Aからの電話はすべてクレーマー扱いで切った

ちなみにクソど田舎なので、
大き目のガソリンスタンドはウチしかない
つまりA家を宅配地域に入れているスタンドはウチのみ
何度目かの電話で隣町のスタンドの番号を一方的に唱えておいた
宅配地域外だから断られたか割増料金をとられたか
どっちかだろうがそこまでは知らない

とにかく冬の間中オレはAの灯油注文を受けなかった
アパートだしエアコンついてるから寒さは厳しいだろうが
凍死することはないだろう
嫁さんには悪いが

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さすがに陰険な仕返しだと自分でも思ったので
このことは誰にも言わずにおいた
まあAが言いふらしたかもしれんがオレからは言わなかった
そして先週、Aが春になってすぐ離婚されたことを知った
もともとAはモラハラ気質で(昔からそうだったが)
20代で結婚し今30代になった嫁さんに対し
もう羊水腐ってるだの産廃だの普段からいろいろ言ってたらしい。
ちなみにAと嫁は同い年

そこへ灯油の件が決定打となって
「生活必需品も売ってもらえないなんて、
地元でいったい何やらかしてきたんだ」

と怖気をふるった嫁さん、雪がとけてすぐ実家へ逃亡、
そのまま離婚になったそうだ

嫁さんまで巻き込んでDQNだったと思っていたが
結果的に嫁さんを救えたらしいので
胸のつかえがおりた

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