交通事故の示談で「誠意を見せろや!」とすごむタクシーの運転手

昔交通事故の示談で「誠意を見せろや!」とすごむタクシーの運転手が居たよ。
はなからレコーダーを回してた俺。

「それは土下座しろということですか?金を払えと言うことですか?
バームクーヘンを持ってこいということですか?」

「誠意だろ馬鹿野郎!菓子とか居るか!!お前の
土下座なんか糞の役にも立つかこらぁ!」

「すると残りのお金を持ってこい、それから保険屋を通せということですか。
私偏差値10の高卒なんではっきり言ってくれないと。」

「そうじゃ!」
「この場合おいくらですか?」
「誠意じゃ!」
「1000円ですか?」
「馬鹿かワレ!」
「関西の方なんですか?」
「怒らすといてまうど!千円が誠意かわりゃあ!!」
「では、おいくらで?」
「20万持ってこいこら!」
「なるほど、それは恐喝ですよ。」
「それがどうしたコラ!」

俺は笑いながらレコーダーを見せ

「警察とあなたのタクシー会社に行きますね。恐喝ですね。あなた終わりですね。」

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と言ったら玄関から靴も履かないでレコーダーを奪いにとびかかってきた。
俺団地特有の鉄の扉を思い切り蹴飛ばしたら(予想してたから準備してた)
ゴチーン!とかすごい音が団地内に響き渡り隣の人が出てきた。

「救急車読んでください!警察もおねがいおしますう!!」
「・・・ま、待ってくれ!何でもないですから
お騒がせしてすみません。ほんと何でもないっすから!」

とお隣さんをおしこめ

「誠意はもういいから後は保険屋と話してくれ。」

で終了したことがある。
交通事故の示談でまず金を持ってこいが恐喝に当たるかどうかなんて
今でも知らないけどさ。

最後の部分を詳しく書くと、江東区のミドリ団地のそのオヤジは
口をあけながらとびかかったんだろうね。鉄の扉の強打してひたいと
舌から流血して、そのおびただしさに正直おれは貧血お越しそうになった。
となりに釈明する、タクシーさんに「あれ?関西人じゃないんですか?」とか
素っ頓狂な質問をするほど、流血にビビった。

その翌日にね、おれ6万円ほどおろして包んで持って行ったのよ。
昨日の大流血にビビったから。
「昨日はお騒がせしました。これ、誠意というか昨日のお見舞いという感じで・・・」
タクシーオヤジは頭に包帯巻いてる。
「うちのが寝てるから・・・ちいーさな声でー」
おれは回転早いから即理解した。
あーこいつ事故のこととか奥さんに話してないな。示談金をポッケナイナイだな、と
「えー奥方様いらっしゃるんですか!それは是非ともご挨拶を!!」とでかい声で
叫んだ。案の定、太い腕にピップエレキバンを沢山張った奥さんが出てきた。
前々寝てた服装ではない。
「こんばんは。このたびは大変ご迷惑をお」「うぉー!!」と突き飛ばされ玄関外に追い出された俺。
ガチャンと鍵のかかる音。
なんだかなーと歩く俺の後ろから凄まじい押し問答が聞こえてきたが、それ以後は接触が無いのでわかりません。

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