中年オヤジが嫁の悪口ばかり言っている理由が分かった

独身時代、嫁の悪口ばっか言ってる中年オヤジを
見てみっともねーなーと思ってた。
俺はああはならんぞと思い、実際結婚してからも

「幸せだよ」
「うまくいってるよ」

とだけ言うようにしてた。
現実にうまくいってるし、
別に不満もないし。

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そしたら同期の二人にやたら絡まれるようになった。
家庭内のことをやたら聞き出そうとするし、
夜はどうなんだ、アレはやったかと
ゲスいことまで根掘り葉掘りしてくる。

うちは共働きで嫁は俺の扶養じゃなく、
年末調整の時もそれで絡んできてウザかったので

「おまえが結婚したら嫁を扶養に入れりゃいいじゃん」

と言ったら

「いや俺は独身主義だから。結婚したら男は終わりだろ」

あっそと思い無視することにしたが、
それでもgdgd絡んでくる。
酒の席でもその調子だったから、こっちもちょっとキレて

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「なんでそんなに聞きたがるんだ。独身主義なら既婚者にかまうな」

と言い返した。そしたらどういう脳内変換か

「独身を馬鹿にするのか!強要するな、俺が結婚しなくても俺の勝手だ。
憲法で保証されてる自由だ」

と言い出した。

「その言葉そっくり返す。俺が嫁と結婚したのも憲法で保証されてる自由だ。
おまえらにあーじゃこーじゃ言われる筋合いはない」

と反論し、上司に止められてウヤムヤになった。
その後上司に俺だけ呼び出され、説諭された。
説諭の内容は「愚痴れ」だった。
「テキトーに愚痴っときゃああいうやつらは満足するんだよ」だと。
話かみあってなくないか?と思った。
だいたいなんで俺が注意される側なんだ?とも思った。

でも試しに、例の片割れに
「実は嫁と家事の分担で揉めてて…(嘘)」
とボソっと言ったら絡んでくる回数が激減した。
嘘つくのイヤなんでその後は「まあウチもいろいろあるんだよ(ため息)」
程度でかわしてるが前の1/10くらいのウザさになった。

その後俺以外の同期も結婚し、
俺はターゲットからはずれて平和になった。
それで一行目に戻るんだが、あの中年オヤジたちが声高に愚痴ってた理由が
なーんとなくわかるようになった。
中には本気で文句言ってたオヤジも多いだろうが、
半分くらいはポーズなんだろうなって思った。
俺は大変なんだよ、結婚なんかするもんじゃないって言うのは
あれ処世術の1つなんだな。

1つ大人になった気がする。

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