あんな風に意識がバーンと 砕けるようになくなったのはあとにも先にもその時だけだった

ありきたりかもだけど、交通事故にあったときが最大の修羅場。
当時1才になりたての娘をチャイルドシートで助手席に乗せ、
軽自動車で買い物にいくところだった。
事故ったのは片側一車線の道路。

私は右によって一時停止して、
右折でスーパーに入ろうとしているところだった。
ちなみにラッシュ時間は過ぎてるので、車通りはまばら。

そしたら、突然ごしゃん!!みたいな音と第一の衝撃が走り、車が吹っ飛んだ。
訳もわからないまま遠心力を感じたと思ったら、ドカン!!と第二の衝撃、
立て続けにドカンと第三の衝撃。

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私が覚えてるのはそこまで。あんな風に意識がバーンと
砕けるようになくなったのはあとにも先にもその時だけだった。
次に目を覚ましたときは病院にいた。

なんか、ずっと夢うつつで娘のことばかり考えてた気がする。
ぼんやり見えてきた視界の中、顔中ぐしゃぐしゃで泣いてる旦那が、
ニコニコ無邪気に笑ってる娘を抱っこしてるのが分かって、
涙が止まらなくなってしまった。

色々落ち着いてから、何が起こったのか聞いたところによると。
右折待ちをしていた私の車に、後ろから前方不注意の車が突っ込んできたらしい。
ギリギリでかわそうとしてかわしきれず、私の車の左後方にぶつかった(第一の衝撃)。
私の車は反動で、半回転しながら反対車線に飛び出し、
そこへ対向車がモロに追突(第二の衝撃)。

押し出された私の車は、道端で停車してた大型トラックに
突っ込んだのだそう(第三の衝撃)。

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あとで事故当時の写真を見たけど、
私の車は、対向車とトラックに挟まれ見事にサンドイッチの具状態。
運転席と助手席だけが残ってるような凄い有り様だった。

でも、誰も乗ってない後部座席とボンネットが
クッションになったおかげで、私も娘も命に別状はなかったと言われた。
本当はチャイルドシートって助手席に乗せるのは
良くないらしいんだけど(シートを買うときに店員さんに言われた)、
今回ばかりは、後部座席にいたらペシャンコだったと警察に言われてゾッとしたよ。

娘は本当に、奇跡的にかすり傷程度で
済んでいたからね(それでも激しく衝撃を受けたので問題ないかしばらく入院)。
ちなみに私は、とっさに娘をかばってたらしく(覚えてない)、
伸ばした左腕が潰れた車体に挟まれ結構な深手だった。

今でも傷はあってちょっとした障害も残ってしまったけど、
日常生活に問題はないし、他は元気だから不幸中の幸いだと思う。
なお、ちゃんとウインカー出して停車してた私に事故自体の非はなく、
前方不注意の車と、速度超過だったらしい対向車の責任が半々、
みたいな感じだった模様。

入院してたから対応は旦那と保険会社と親に丸投げだったんだが、
どうも前方不注意車のドライバーも、速度超過対向車のドライバーも、
色々ゴネて責任の擦り付けあいしてたみたいで大変そうだった。

彼らには一度も会ってないし、
見舞いも謝罪もされてない(会ったら面倒くさそうだから別にいいんだけどね)。
かえって完全に巻き込まれただけの、トラックの運転手さんが
一番我々のことを気にかけて何度も見舞いに来てくれて、
申し訳なくも大変ありがたかった思い出…。

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