おじいちゃんが悪いのにどうしておばあちゃんを怒るの?

甥っ子(義兄の子)が、ウトに
「どうしておじいちゃんはおばあちゃんにはすぐ怒るのに自分には怒らないの?
おじいちゃんが悪いのにどうしておばあちゃんを怒るの?」
と言った。

人(特にトメ)に厳しく自分に甘く、の典型なウト。
ウトが自分のお椀を倒して味噌汁が机や床に広がって、トメに向かって
「早く拭け!なんで座ってるんだ!」と怒鳴ったときに。
きわめて的を射た一言でした。

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溺愛してる跡継ぎ(と本人が勝手に思ってる)に言われて、
流石に言葉に詰まってた。
利発な子なので、
ウトに無視されたことで「言わないほうが良かったらしい」と悟り、
「フローリングだから大丈夫だよ、手が滑っちゃっただけだよね、しょうがないよね」
と5歳児なりにとても気を遣ってフォローしていた。
その図のみっともなさにものすごくムネがスッとした
(ウトもものすごく屈辱だった様子)。

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本当にいい子なんです。
5歳男児なんて(良くも悪くも)一番どうしようもない
生き物だと思うんだけどねえ。
義兄嫁さんもとてもきちんとした性格のいい人なので、
「育ちのよさ」ってこういうことか、
と会う度に実感します。
甥っ子くんがウトに向けたフォローは、あの子が何か
悪気のない失敗をしちゃったときに、
義兄嫁さんがあの子に言ってることそのままなんだよね。

うちにはまだ子供はいないけど、恵まれたら義兄一家みたいな、
裕福だからとかじゃない、
まさに「いい育ち」であることを何より大事にしたいなあとほんと思う。
育ちのいい子かどうかって、実は金銭的余裕じゃなくて親の愛情で決まるよね。
(ウトは裕福な家で生まれ育ち、自身も団塊世代の銀行員。
義兄は超氷河期出身の平凡サラリーマン)

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