結婚したばかりの頃、
7歳年上の旦那に若輩者扱いされて、
今でいうモラハラみたいな感じだった
もう離婚してやろうと思って、
戸籍謄本と記入済みの離婚届を用意して、
財産分与がスムーズにいくように
生活費の管理の見直しやら、
複数の口座にばらけた貯金の整理やらを
やり始めようとしてた
そんなときに夫が体調が悪いと言って病院に行った
病院から「今すぐご家族の方来てくれ」と
連絡が来て行ってみたら、詳細は伏せるけど
命に関わる難病の可能性があり、
今すぐ検査をするので入院させてほしいと言われた
聞いた瞬間に頭が真っ白になって
「私で使えるものがあったら何でも使ってくれ。
私が身代わりになるから夫を健康にしてくれ」
と医者に掴みかかって叫んだらしい
(記憶はないけど、あとから看護婦さんに教えてもらった)
あんなに離婚したいと思ってたのに、
夫がしぬかもしれないと思ったら絶対に嫌だ、
私なんてどうなってもいいから神様なんとかしてくれ、
と心の底から思った
結局、精密検査をしてみたら、
夫はストレス由来の体調不良だった
だけど結果が出るまで生きた心地がしなかった
それで私の方が胃が大変なことになってて、
夫の結果が出ると同時に倒れて入院した
↑で書いた看護婦さんは夫母の知人だったので、
そこから夫に一連の話が行ったらしく
そのせいか夫の態度が軟化して、
私の入院中も甲斐甲斐しく見舞いに来てくれた
今ではすっかり当時のモラハラ気質も影をひそめて、
夫とは新婚さんみたいに仲良しな状態を継続できてる
今朝病院で2カ月ですねと言われたので、
夫に「赤ちゃん誕生するよ」とばらしてみた
夫が狂喜乱舞して食器棚で指を打った
手当をしながら、
あそこで離婚しなくて本当に良かったって心底思った