19歳でキャバ嬢になった友人。北から南に渡って1億稼いだ。私のミッションも終わった。

私の友人はすごい女性。
普通体系~細身の色白美人。
儚げで、守ってあげたくなるようなタイプの美人。
特技はダイエットで、必要性もないのに、
いつでも5kgくらい落とせる。

東京で大学をドロップアウトして
フリーターになり、19歳でキャバ嬢になった。

数か月働いて、
ある計画を思いつき、田舎に移住。

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東北の果ての県に移住して部屋を借り、
県庁所在地の繁華街でキャバ嬢に。
すぐに人気No.1になるけど、とある手口で貢がせていた。

元々素質があったのか、客にブランド物を貢がせまくり、クリスマスやホワイトデーは同じ品を多数の男性客にねだり、手元に1つ残して質屋に売りさばく。

そして、

「私は白血病で治療にお金がかかるから働いてるの」

男はバカなもんで、これを信じて彼女に金銭的支援をし、
彼女は現金をたんまり稼いでダイエット開始。

「来月入院するの。放射線治療も始めるから、これが最期かも」

本当に患者なんじゃないかと思うほど痩せた頃、高飛び。
2県隣りあたりの県の県庁所在地に移住
そこで同じ手口で稼ぐ。

だいたい1県に半年程度住んで、
日本列島を北から順に移動してた。
方言の問題は、元々彼女は関西出身で

「子供の頃関西にいたから、ずっと直れへんねん」

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と、どこの土地に住んでも
関西弁で統一していた。

途中何度か彼女に会ったけど、
いつも7~8台の携帯を持ってた。

北から順に南下して、
東京・横浜・大阪・名古屋・福岡は飛ばして、
最後は九州南部まで移動。
さすがに30代半ばになったので引退。
貯めた資産は10桁。
先日、東京に購入した億ションに招待された。

今後は「親の資産を受け継いだお嬢様」という設定で
婚活してセレブを捕まえるか、捕まらなかったら
生涯優雅に暮らすんだって。

私は彼女にバイトで雇われ、
彼女が死んだ設定の頃、彼女の姉という設定で、
お世話になった男性達に挨拶に行った。
一定額以上の現金を貢いでくれた男性が多数いたけど、
それは全額使わずに、彼女の個々の判断で数割返却した。

「妹がお世話になったそうで、ありがとうございました」

とお礼を言って、いただいた額の数割を
「余った治療費」として返した。

なので疑われてもいないし、調査されたこともない。

墓参りがしたいという要望は、
まだ納骨してないとか適当に言い訳をしてのらりくらり。
病床で書いた設定のお礼状と、
遺品として彼女愛用の香水を染み込ませた
ハンカチ一枚と写真を渡した。
(その為にいかにも入院中で頭にバンダナ巻いた
写真を定期的に病院のベッドで撮影した)

大都市を外したのは、出張で過去に貢がせた
お客との再会を回避する為、東京は終の棲家にする為に
外したそうな。

昨年彼女のミッションが終わり、
同時に私の姉としてのミッションも終わったので記念カキコ。

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