私を救ってくれた彼女が誰かに救われていますように

5年付き合ってた彼氏に振られ、
氏にたい衝動のまま山中湖へ行ってきたら、
ホンダのビートから小さくて愛らしい女の子が
ひとり降りてきて、湖を眺めてた。

しばらくしたら女の子に声を掛けたそうな男性集団が後ろからやってきて、
会話内容から彼女が危険だと思い咄嗟に女の子に話しかけてしまった。
一人なの?とか一緒にご飯行かない?とか思わず一気に言ってしまうと、
女の子はにっこり笑ってオッケーした。
男性集団は私をにらみながら立ち去っていってほっとした。

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そのあと女の子と二人でご飯を食べたんだけれど、
私、失恋したことを誰かに言いたくて仕方なくて、
女の子に言ってしまった。

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そうしたらその子は、美味しいご飯を食べて、
あったかい布団に入れば、人って幸せになれるんですよ!とか、
季節の変わり目に感じる些細なことを見つける幸せの感じ方を、
ほっこりした笑顔で話してくれた。

その女の子、人を優しい幸せにさせる話し方や笑顔で、
氏にたかった私は救われた気がした。
彼氏がいるだけが幸せじゃないんだって
自分で自分を幸せにすることができることに気付いた。

それで何が衝撃的だったかって、
帰りにさよならって手を振った時、
彼女の長袖からちらっと手首が見えて、
そこから深いリスカの痕がたくさん見えてしまった。

あんなに優しい言葉や、
幸せな笑顔をしていた女の子が何を背負っていたかは
もう知る由もないけれど、
私を救ってくれた彼女が誰かに救われていますように。

ありがとう、ごめんなさい、シルバーのビートの女の子。

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