夫「元嫁と元息子を追い込んだのは僕だ。 生きていても希望がほとんど無いという現実をたくさん見せてあげたんだ」

死んだ夫が久々に夢に出たのでカキコ

夫が「かわいそうだから」
と言う時は必ず怖いことが起きていた。
夫は一度離婚してから私と出会い、再婚したバツイチで、
元嫁に息子の養育費を払い続けていたんだけど、
息子が事故った時に托卵だったことが明らかになった。

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さほど揉める事もなく息子の本当の父親から
慰謝料とこれまでの養育費を取り戻したと思ったら
元嫁が障害の残った息子と無理心中。
でも夫はケロッとしてたので、どうしてだと私がきくと、
「かわいそうだから、よかった」と答えられた。

「元嫁は親からも縁を切られたし、
職歴もないし、まともに生きていけないだろう。
元息子も介護が必要だし、
生き延びたとしても托卵の子として生きていかなきゃいけない。
2人とも生きていくことがかわいそうだから」
そう優しく言われて、内心ゾッとした。

それから数年経って、夫が癌に倒れた。
病床で私と娘だけがいた時に突然、
「大事な話をするね」と言われ、そのまま、
「実は元嫁と元息子を追い込んだのは僕だ。
生きていても希望がほとんど無いという現実を
たくさん見せてあげたんだ」とカミングアウトされた。

私は内心そうだろうなとは思っていたので
驚かなかったけど、娘がショックを受けて激怒。
「人殺し」「父さんは最低」などと罵り続けた。
私も止めようとしたけど、今後の娘との関係を
悪化させないほうがいいと思って止めなかった。
夫は「そうか」と一言言ったきり、悲しそうに私たちを見ていた。

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3週間後に夫は息を引き取った。
その直後、夫がほぼ全ての財産を色々な所へ
寄付したことを知って私と娘は修羅場に。
寄付されていたのは、娘が夫を罵った日より後だった。
私達は住んでたマンションも追い出されて、
貧しい生活を余儀なくされている。

一昨日、娘が

「父さん、私たちがかわいそうだって思ったんだよね、多分」

と呟いた。
「どういうこと?」と聞いたら、

「人殺しの、最低の父親、夫の残した金で生きていくなんてかわいそうだから、
寄付したんだろうなーって」

と言われて、少し納得してしまった

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