漫画を万引きした高校生を捕まえた。
親に連絡したところ、やってきた母親

「漫画なんかを売る方が悪い」

とか言い出して、事務室を飛び出した。
追いかけると、売っている漫画を破いていた。
警察に通報。破けた漫画やらビニールカバーを見て悲しくなった。
あっちは反省の色無しと聞かされて愕然とした。

スポンサーリンク

損害賠償請求の訴訟を起こしたんだが、
向こうは最後まで欠席。
こっちの完全勝訴だった。
賠償金は差し押さえという形で支払われた。
そしたら向こうの夫婦がやってきた。
「なんで差し押さえになったんだ?」だとさ。
判決が出て支払い命令が出ても支払わなかったんだから当然だろうに。

ただの脅しだと思って放置してたらしい。
旦那さんの憔悴ぶりが痛々しかったが同情は出来ない。
正直ここまで揉めるとは思わなかった。

以前、万引きした高校生を捕まえて、
親を呼び出したら母親に商品の漫画を破かれ、
損害賠償の訴訟を起こしたら相手の欠席で勝訴、
差し押さえになったら向こうから抗議が来た、
って話をした者だけど、またやってくれたよ。

スポンサーリンク

まずは、「差し押さえは無効だ。金返せ」なんて手紙が来た。
正直訳が分からなかったので、弁護士同伴で話し合いとなった。
「裁判になっているなんて知らなかった。そっちが勝手に進めたことだ」
ってのが向こうの理屈だが、
裁判所から再三連絡がいっている以上、そんな理屈は通じない。

弁護士さんも最後は怒声混じりになっていたよ。
話し合いに応じたのは奥さんだけだった。
旦那さんに連絡すると、奥さんが勝手にやったことだと判明。
因みに前回の裁判云々も旦那さんは一切知らされていなかったらしい。

それから少したってまたまた奥さんから手紙。
今度は「お前のせいで離婚の危機だ。慰謝料払え」とのこと。
どうしたものかと思っていると、旦那さんから連絡。
「何か妻から連絡が来てないか」とのことだったので先ほどのことを伝えると、
奥さんの両親とこっちに向かうという。
都合のつく日時を伝え、弁護士さん同伴で会うことに。
一連の事態を奥さんの両親に伝えると、深々と謝罪された。

離婚した後は実家に引き取るという。
こっちとしては二度と関わり合いになりたくないので
その旨伝えると、新幹線やら飛行機やらでないと容易には来れない距離だから
大丈夫だろうとのこと。
帰り際に改めて謝罪された。

今のところは奥さんからの連絡はない。
このまま平穏無事であって欲しい。

スポンサーリンク