コンビニでたむろしている高校生ヤンキーが店員に「たばこ売れ」店員「無理だアホ」

私が高校生の頃、明け方の4時・5時頃に目が覚めてしまう癖?があった。
空腹で気持ち悪くなるので近所にあるローソンに行くのが習慣になっていた。

もともと深夜や明け方のお客が少ない特定の時間にそこによく行くので
レジのバイト君とは会話こそしないけれど顔見知りになっていた。
ある日3時だったか4時だったか、ローソンに行くと
ごつい感じのヤンキー3人とバイト君がもめていた。

ヤンキーは私服を着ていたけど、多分高校生だったと思う。
制服を着て、うちの近所のファミレスやこのローソンで
たむろしているのを何度か見たことがあったし
一人がアニマルてい団のおさるとエンセンを足して割ったような顔で
特徴があったから覚えていた。
でなんで揉めてるのかっていうと、
未成年にタバコを売る売れないの話だった。

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当然ヤンキーは

「証拠あんのかよ」
「ちょっとぉ○○ク〜ン(名札を見た?)まじで名前覚えてまいそうや」

と脅しにかかり始めた。多分凄くびびってたけどバイト君は

「いや、ちょっと…ほんと売れんすわ。かんべんして、下さい」

といって譲らない。で、よせばいいのに震える声で

「あのぉ、名前覚えるってどういう意味ですか」

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って言ってみたりヤンキーをよけい腹立たせる。
正直、やる気なさそーなバイト君だと思ってたし、
普通は見てみぬ振りしてタバコ売るだろうと私は思った。
というかそのバイト君はそういうタイプと思ってたので
注意するとは意外だった。

だんだんヒートアップしてきたので、
通報しようかと思ったけど、私が覚えてるようにヤンキーも私の顔を覚えてて、
仕返しされたら…と思うと怖くて
でも店内からも出辛くて何もできなかった。情けない。

ヤンキーがレジカウンターを蹴ったり肉まんの機械を叩いたり
バイト君の肩を小突いたりし始めたそのとき、警官が来た。

ヤンキーはあえなく連行されて行った。
すんげータイミング!警察GJ!と思っていたら
警官の一人(先にパトカーで二人きて、後で自転車でもう一人が来て、
一人は店に残った)とバイト君がなにやら会話してる。
…3人で。てか一人増えている。誰?と思ってると
その3人目の男の子は顔を泣きはらして
目の横は遠めで判るほど紫に腫れていた。

そんなとこでしていいのかと思ったが、
事情徴収?をはじめたようで聞いていると
バイト君がレジにいると、鼻血を出して泣きながら
トイレ貸してくださいと来たらしくバイト君が聞けば、
殴られて、金を取られたとのこと。

バイト君はヤンキー3人にその男の子が
パシリにされてるのを何度か見て覚えていたので察して
そいつら3人がやったかと聞いたらやっぱりそうだった。

で、警察に相談しろという話になったらしく
男の子も了承し、警察に連絡、
その男の子がトイレに行ってる間にたまたまヤンキー3人が来た(男の子は怖くてトイレから出てきていない)
そこへたまたま警官が到着した、とそういうことを警官に説明していた。

バイト君は、
警官が丁度事情を聞きに来るのを知っていたから、
普段はしないだろう注意をし足止めしていただの
自分が小突かれただのそういうことは話していなかった。

男の子には、臭いかもしれん、と苦笑いしてて
自分のスポーツタオル?を渡していた。
何より、そいつ自身ヤンキーかもしれない男の子の話をそっと聞いたバイト君素敵だ!
春になったらいなくなっていたから、近くの大学生だったのか。

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