俺と嫁の馴れ初めは
俺が痴漢にあってたところを、嫁に助けられた事

こんなんだから、リアルじゃ話した事はないwww

小学生の時の夏休み、電車に一人で乗ってたんだ。
朝早い時間だったから、ほどほどに隙間がないくらい混んでた。
そしたら、尻を触られた。
最初は気がつかなかったんだか、
明らかに揉まれはじめてた。びっくりしたのと、
恥ずかしさで半泣きになっていたら、
背中に何かが当たったと同時に、尻を触っていた手が離れたんだ。
恐る恐る振り替えってみたら、
高校生の女の子が、持っていた荷物で、ガードしてくれてた。
それが今の嫁。

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男ですwww
ただ、女の子に間違われる位、なよなよしかったというだけ

ちなみに、嫁も途中まで勘違いしてたw

付き合い始めたのは、大学生からなんだ
片思い六年が実った嬉しさは半端なかった
時々見せる甘えモードが可愛すぎる。
普段は年上だからって意識があるから、なかなか甘えたくないとか

痴漢から助けてもらった後、
俺、お礼言えなかったんだ。
驚き過ぎて「すみません」としか言えなかった。
電車降りて、落ち着いてから、
お礼言ってない事に気がついて、かなり落ち込んだ。
それから一ヶ月くらい後の、夏休みが終わって少し経った頃に、
学校からの帰り道で嫁とすれ違った。
ただ、一緒いた友達に痴漢されたことをバレるのが嫌で、
声をかけられなかった
俺が嫁にお礼を言えたのは中学一年生の時。
「去年の夏、電車で助けてくれてありがとうございます」

と言ったが、俺を女だと思っていた嫁は、学ランを着た俺に気がついてくれず
痴漢まで言わされるという羞恥プレイは、今ではいい思い出www
ちなみに、学区こそ違ったが家は徒歩十分の距離だった

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それからは、道ですれ違っては話す関係に。
嫁にとっては弟みたいな存在、俺は日に日に嫁に惹かれて行った

嫁が高校三年の時、大学受験シーズンに交通事故にあった。
後遺症は残らなかったものの、
怪我が酷く、嫁は受験が受けられず進学出来なかった
見舞いに言ったら、包帯でグルグル巻きの嫁がいた。
こっちを向いて笑った顔を見た瞬間、俺は泣いた。
「相変わらず泣き虫だねw」
自分のが痛いし辛いのに、よしよし、と俺の頭を撫でてくれた
「生きてただけでも儲けもの」
と口では言っていたが、かなり悲しそうだった

なんか言わなきゃいけないと思った俺は
「俺も○○大学行きたいんだ!来年、嫁ちゃんが受かって、
四年後俺が受かったら、一年は一緒だから、一緒に大学通おう!」
と言った。嫁は笑いながら
「そうだね、そしたら一緒に行こうね。でも、
それには、もう少し勉強頑張らないとwww」
と言ってくれた。
それから、中の中の位だった成績を、大学受験までに上の中位まで上げた。
嫁は事故の次の年、見事合格。俺は結局はAO入試で合格だったwww

で、大学の入学式の日の夜、お祝いを持って来てくれた嫁を、
公園まで散歩にさそった
公園のベンチで桜を見ながら話をした
昔話になったところで、今しかないと思い、俺は嫁に気持ちを伝えた。
「俺、嫁ちゃんの事が、ずっと、好きなんだ。
電車で助けてもらって、話すようになった頃から」
「え…」
「もし、嫌でなければ、俺と付き合ってくれないかな?」
俺がそう言うと、嫁はだまってしまった。何かを考えている。

心臓がはち切れんばかりに動いてた。
短いような長いような時間が経った後、嫁がしゃべった
「これから、就活とか、卒論で、
あんまり一緒にはいれないよ?それに、私年上だし。
知ってるよね、事故の傷だって残ってるし………いいの?」
「嫁ちゃんがいいんだよ。もう六年片思いしてるから、
年上なんて気にしないし、付き合えるなら、一年くらい待つよ。
傷だって、俺は嫁ちゃんが死なないでくれた事のが大きいから…」
もう少し上手く言いたかったが、あの時の俺には、
これが精一杯だった。というか、もっとたどたどしかったかも
「…それじゃあ、よろしくお願いします」
嫁はそう言って、俺を抱きしめた
受け入れてくれた嬉しさと、初めて密着した柔らかさに胸の動悸が爆発しそうだった
突き合ったのは、それから8ヶ月後www

そんな感じで付き合い始め、今から二年前位前に籍をいれた

少し前に、お礼を言った道を通ったら、誰かに言いたくなったんだ

言わせてくれてありがとう!

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