夫に山菜の天麩羅出したら「俺への当てつけかよ。そのへんに生えてるタダの草で夕飯とか…」

「夫は私より収入が低くてつらいんだから、
何でも我慢しなくちゃいけない」
と思いこんでいた自分にさっき気づいた。
自分の傲慢さと馬鹿さと、それにあぐらをかいていた夫が
目の前がパーっと開けたみたいに見えて、それが内心の修羅場。

夫は結婚前は泰然とした余裕ある人だったんだけど
結婚後、異動で収入が激減して、
私より下回ってしまってからモラハラになった。

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何かあれはすぐ
「俺のこと下に見てるでしょ?」
「もっと稼ぐ男に乗り換えたいんだよな」
「ちょっと稼ぐからって調子に乗ってる、顔に滲み出てる」
「それ新しい服?自慢?」
と言われるようになり、
下になんか見てないよ、という証明に家事は全部やり、
浮気願望ないよ、と証明するためにスマホはもちろん郵便物も全部検閲させ、
夫を刺激しないよう服もコスメも極力買わず、髪は自分で切ったりしてた。

でもついさっき心が折れた。
理由はつまんないことで、山菜をもらったから
今夜は天婦羅にしようと思ったんだ。
とれたての山菜の天婦羅なんて贅沢!と思ったから夫に言ったら
「俺への当てつけかよ。そのへんに生えてるタダの草で夕飯とか…
そこまで俺は稼ぎがないか?気分悪い!」
って出ていってしまった。

山菜はただの草じゃないよーとか、
私がもらったんだからあなたの稼ぎ関係ないよとか
色々言いたかったけど、なんかもうどうでもいいや。
明日の朝はたけのこ御飯にしようとか、
夫の好物だから喜ぶよねとか思ってたけど
そういえばここ数年夫の口から「おいしい」なんて言葉聞いてない。
文句と「俺の稼ぎが悪いからこんな粗末なメシ」ばっかり。
かといって豪華にしたら「当てつけか!」だし。
もう疲れた。
今夜は夫は帰ってこないらしいし、このまま寝る。

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あれから心が折れたままどうしてもまっすぐに戻ってくれず、
飲んで帰ってきた夫には一声もかけず就寝した。
翌朝も私の方が出社が早いのをいいことに、
食パンだけテーブルに置いて出社。
夜、夫が「図星を突かれたからってまだ怒ってるのか、
これだから女はヒステリーでいやだ」
と吐き捨てるように言ってきたけど
ここで何か言い返したらいつものようにほら、ヒスった!」と
鬼の首でもとったように喜ばせてしまうんだろうな、
と心から折れたままのせいか、しらーっと思えた。
だから黙ってスルーした。
九官鳥か何かがさえずってるんだと思うことにして、ひたすらスルー。
しかしこの人よくしゃべるなーと感心した。
しゃべりすぎて喉が痛くなったみたいで、
咳き込みながら水を飲んでる夫を見たら
「なんでそこまでして怒鳴ってるのこの人w」
って可笑しくなっちゃった。
笑っちゃいけないと思ってうつむいたら、
夫は「まったく…泣けば済むと思いやがって!」とお風呂へ行った。
お風呂からあがった夫は、私がテレビ見て笑ってるのを見てびっくりしていた。
メソメソしてるの期待してたんだろうな。
「程度の低いテレビ見て喜びやがって、
とことん低レベルなやつだ」ってテレビを消された。
でもリモコンでまたつけたら、物凄く驚いた顔をして振り返って、
舌打ちして寝室へGO。
いつもならここで夫の機嫌をとってるとこなのに、
心折れっぱなしだから何も感じない。
何も感じないんだから夫婦でいる意味ないよね…
頑張ったつもりだったけど、結局離婚しかないんだなあ。

ATMはいらないから心が麻痺してるうちに一日でも早く離婚して離れたいな。
有責の証拠って録音でいいんですかね。
一ヶ月くらい溜まればいいのかな、でももう夫と会話する気力がないから
夫がえんえんしゃべってるだけの録音になりそう…

離婚することになりました。
まだ離婚届は出していませんが、離婚することは確定です。
すでに別居しており、あとは細かい話し合い(預金の分与など)だけです。
夫は5月半ばくらいまでは「カネカネ、俺の金!」と執着していたのですが
義両親に離婚を考えていると報告した途端、
なぜか結婚当時の夫の人格に戻って穏やかになりました。
「預金はすべて君に渡す。俺はどうかしていた」
と謝罪されましたが、「あなたの権利だからきれいに二等分する」と言うと
なぜか泣かれました。
夫が泣いているのに全く心が動かない自分に驚きました。
夫から離れて美容院へ行くようになり、服もしまむらでなく
それなりのものを買い揃え
私も結婚当時の私に戻りました(外見だけ)。
夫はその外見を見て「昔のままだ!」とこれまたなぜか驚愕していました。
そして私が指輪を返すとまた涙。
泣いたり驚いたりのポイントが意味不明で面倒だ、
と思ってしまった私は
ほんとうに彼への愛情が枯渇してしまったようです。

夫が「カネカネ」とうるさかった時、
間に入ってくれた第三者の前で
「あなた自身の言葉を客観的に聞いて、冷静に判断してほしい」
と録音したモラハラ言動を流すと
夫は黙りました。
その後夫は少しおとなしくなりましたが、
今度は「離婚はしない」とゴネ出しました。
そこで義両親に報告。義両親に日記を読んでもらい、
もう一度録音再生。

義両親は「離婚やむなし」と判断し、
夫はしおれ、元の人格に戻りました。

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