いじめの被害者は一生いじめられたことを
忘れないとは言うけど
まさかの加害者側がいじめを引きずってる状況に
遭遇したことがある
友人、中学時代にいじめられてたらしい
クラスからハブられるとか授業中に手紙を回されるとか
スタンダードなやつ
でも友人は、もともと精神的に自立している部分もあるのと
(割と一人でも楽しく過ごせるタイプ)他校や
上下の学年にも友達の輪があって(自分も友人とはその類の付き合い)
通っている中学やクラスだけが自分の世界
というわけではなかったから言うほど気にしてなかったみたい
そういえば友人からいじめの相談を受けたことなかった。
友人の性格は分かってるから言えるけど、
強がって相談してこなかったわけではなく、
本当にノーダメージに近かったんだと思う
大人になってからは友人と一緒に副業を
していたんだけど、その時の取引先相手が
中学時代のいじめの主犯格の男だった
友人を見るや否や
「あの時は本当に酷いことをした!ずっと謝りたかった!ごめん!」
と号泣。友人と私はドン引き
私を見て
「今はこんな素敵な同僚に恵まれているんだね。
あの時はまだガキで特に理由のないイジメで悪気はなかった。
だけどとても後悔している。
自分のせいで孤立して友達もおらず、
君が将来築くはずだった人間関係まで壊してしまったんじゃないかと
大人になってから気づいて、叶うならば謝りたいと思っていた」
というようなことを一方的に話していたので
「私は彼女の中学時代からの友達ですが」
というと何故かポカン顔。友人も
「そういえばそんなことあった気がするわ。忘れてたわ」
と私も、ここで初めて友人がいじめられていたことを
知るんだけど
男性は陰湿なイジメをしたつもりでいたのに、
友人からすれば記憶に残らない程度でしかなかったことが
何故か気に食わなそう
「許してくれ」と頭を下げられ
「全然気にしてないよーおっけーおっけー」
と軽いテンションで返した友人に
「気にしてないわけない!」
「もっと誠意を持って許してくれなきゃ気が晴れない」
と何故か逆切れ
何か面倒くさそうな人だったから仕事の話はお断りしたけど
そんなに後悔してたなら寧ろ
「あの時いじめていた相手が、自分が思っているほど
傷を負っていなくてよかった」
と安堵するだろうに何で加害者側がキレてんだ、
と友人と一緒に首を傾げたわ